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面接対策

面接対策

ブライダル業界の仕事の人気は高く、中途社員の転職であっても大手のブライダル会社となれば競争率も高いのが現状です。また、最近では未経験OKの求人も増えてきているので、未経験の方や異業種から転職を希望する方も増えてきています。ウエディングプランナーをはじめとしたブライダルのお仕事をするためには、選考の「面接」を突破しなければいけません。そこで、今回の記事では、ブライダル業界の転職活動時に面接で注意すべきポイントをまとめました。これからブライダル業界を目指す方の参考になればと思います。

転職活動における面接の位置づけ

中途採用の一般的な選考フロー

  1. 書類選考
  2. 面接(1~3回程度)
  3. 最終面接
  4. オファー面談

面接の回数や担当者は会社によって様々ですが、中途採用の場合は一般的にはこのような流れで進める会社が多いです。書類選考では履歴書と職務経歴書が見られ、面接は実務担当者や所属す施設の責任者、最終面接は担当役員や社長であることが多いです。

面接が行われるスタイル

新卒採用の場合はグループディスカッションや集団面接などもありますが、中途採用の面接はほぼ間違いなく個別面接になります(選考を受ける候補者が1名)。一方、面接をする企業側の出席者は「担当者+責任者」など複数名になることもありますし、1名ずつ複数回の面接を設定されることもあります。このあたりも会社次第ですね。
また、面接が行われる方法は、一般的には応募先の会社に行って直接会って面接する(まぁ面を接すると書いて面接ですし)場合が多いですが、全国展開をしている企業などでは、最終面接を本社にいる役員とテレビ面接で行う場合もあります。たいていの場合は面接前にどういう形式で行うのか教えてくれるので、事前に把握してから行くようにしましょう。ちなみに、テレビ面接のときは思ったより声が届いていないこともあるので、少し大きめの声で話すようにするといいと思います。

面接で聞かれること

  • これまでの職歴
  • 転職理由
  • 志望動機
  • 会社に入ったらやりたいこと
  • 今考えているキャリアパス
  • 候補者からの質問
  • 希望条件

一般的な面接ではこのような内容となります。実務担当者との面接では業務に活かせるスキルを持っているかを確認するためにこれまでの職歴のところを深く確認されやすいですし、逆に役員面接では志望動機や会社に入ったらやりたいことを深く聞かれることが多く、面接にかかる時間は20分~60分程度です。

中途採用における面接の重要度

書類選考を通過しないと面接まで進めないので書類ももちろん大事なのですが、最終的に応募した企業に採用されるかどうかはのカギは「面接」になります。この面接を突破しなければ合格はないと言えます。

ブライダル業界の面接の特徴

では次に、ブライダル業界の面接の特徴的なポイントを5つご紹介します。これから面接に行かれる方、選考を受ける方などは参考にしてもらえるといいかと思います。

業界知識を問われる

特に異業種から転職をしようとされている方が対象となりますが、ブライダル業界について最低限の知識を勉強してきているかは聞かれることになります。「結婚式の〇〇について知っていますか?」というストレートな問われ方はされませんが、業界の志望動機や会社を選んだ理由、また会社に入ったら将来的にやりたいことなどを話す際に、何も勉強していないと深く聞かれたときに何も答えられなくなってしまいます。業界や会社について事前に調べてくるのは当たり前と言えば当たり前なのですが、ブライダル業界は特に特殊と言われる業界なので、職種だけではなく業界への理解度を求める傾向が強いように思います。

営業力を問われる

ブライダルのお仕事は、人の幸せな時間に携わることができるという点で華やかにも見えますが、ビジネス的な観点では営業力がないと務まらない仕事です。特にウエディングプランナーを希望する場合は、新規プランナーなら成約、打合せプランナーなら売上・組単価の営業責任を追うことになるので、新郎新婦の幸せだけを考えたい方には向かない職業です。お客様の幸せな一日を演出するために最大限のパフォーマンスを発揮する一方、会社の求める営業目標も達成する、という両方が必要なのです。
当然、面接の中でもこれまでの営業経験の有無や、営業スキル、営業力について確認されることになります。中には面接の中で営業ロープレを簡単にやってもらう会社もあります。ブライダル業界に夢や希望を持って挑むことももちろん重要なモチベーションとなりますが、それと同時に営業力も必要となることも理解しておきましょう。

ホスピタリティとビジネスマインドのバランスを問われる

ブライダル業界で仕事をする上で大切になるのが、「お客様に寄り添う気持ち」と「ビジネスのマインドのバランス」です。実際に接客をしていると「この演出をどうしても取り入れたいけどもう予算をオーバーしちゃうからあきらめなきゃいけない」といったシーンがたくさんあります。こういうシーンで、お客様のことだけを考えると無料にしてプレゼントしてあげたくなりますが、そうすると会社は利益が出ない(むしろ損失が出る)ので、会社の業績も自分の営業成績は伸びなくなってしまいます。逆に予算オーバーしてでも売ろうとすると、お客様の満足度は希望の演出ができて上がるどころか無理な営業をされたとして下がってしまいます。このように、どちらかに寄りすぎていてはダメなんですね。
会社がどれくらいのマインドバランスを社員に求めるかは本当に会社によってバラバラなのでブライダル企業でも一概には言えないのですが、会社の方針と候補者のマインドバランスが合っているかはかなり重要視される傾向があります。

志望動機を深く聞かれる

ブライダル業界は特に女性から比較的人気の高い業界なので、候補者は多い方だと言えます。一方、お客様の一生に一度の大イベントなので絶対に失敗は許されない、結婚式のほとんどは土日祝日に行われるのでどうしても勤務時間が長くなりがちになることから、体力的にも精神的にもかなりハードな仕事です。そのため、単なる憧れ程度の気持ちではなかなか仕事を継続することが難しい仕事とも言えます。
採用する会社からすると、社員には少しでも長く働いてもらいたいわけですから、なぜブライダル業界を志望したのか?さらに、たくさんの会社がある中でなぜうちの会社の選考を希望したのか?といった根源的な動機の部分を深く確認します。

礼儀作法が厳しく見られる

結婚式の仕事はBtoCビジネスの中では「究極の接客業」とも言えます。特に今は即決(初めて来館した際にそのままご成約までしてもらう営業スタイル)会場がほとんどなので、会場に来て、出会って3時間で300万円の契約を個人にしてもらうことになります。300万円は個人の買い物としては相当高額な商材です。また、車や不動産などと異なり、当日は新郎新婦だけでなく多くのゲストも列席することも、他の高額商材と異なる点です。
そのため、多くのお客様と接することになるわけですから、言葉遣いや立ち振る舞い、身だしなみなど、非常に高いレベルで求められます。志望動機やスキルがばっちりであっても、「この人はお客様の前には立たせられないな」と面接官に思われてしまうと不採用となってしまいます。その点も意識しておきましょう。

ブライダル業界の面接を突破するために準備すべきこと

ここまで、ブライダル業界の面接の特徴を簡単にまとめましたが、最後に事前準備で必要なポイントもあわせてまとめておきます。

業界について基礎知識を勉強する

ブライダル業界について勉強する場合、具体的には以下のようなポイントで調べるといいかと思います。

  • ビジネスモデル:新郎新婦、ゼクシィなどのメディア、結婚式場はどのような関係で成り立っているか
  • 市場規模:業界全体で2兆3千億、結婚式関連だと1兆3千億円程度
  • 主なプレーヤー:応募企業の展開してる地域、近隣の会場、結婚式場とプロデュースサービスの違いなど
  • 会場タイプや挙式スタイルなどの基礎知識:ゲストハウスやレストラン、ホテル、専門式場の違い/教会式、人前式、神前式の違い
  • 歴史、最近のトレンド:ゲストハウスやレストラン、ホテル、専門式場の違い
  • 応募した企業の特徴:会社のホームページは全部読むべき

この辺は少なくとも見ておくべきかと思います。

面接に行く際の身だしなみは徹底的に整える

人は出会って3秒で第一印象が決まると言われています。特にお客様の前に立ってナンボのブライダルの仕事ですから、服装や髪型、男性であれば髭などはきちんと整えて面接に行くようにしましょう。たとえテレビ面接であっても、会場まで案内してくれる人は見ていますから、手を抜いてはいけません。また、言葉使いも重要なポイントになりますので、普段あまり意識していない人は面接前に練習したほうがいいでしょう。

志望動機を自分の言葉できちんと話せるまで落とし込む

取ってつけたような誰でも話せるような志望動機では面接官の心は動かせません。どうしてもこの会社で働きたい!という想いをしっかりと伝えられるように、自分で納得できるまで深く考えてから面接に向かいましょう。場合によっては家族や友人に相談してもいいと思います。面接の機会は限られていますから、後悔しないようにしっかりと準備することをオススメします。

まとめ

面接についてポイントと事前に準備しておくべきことをまとめました。入社の難易度も高く、仕事もハードですが、他の仕事では得難いやりがいのある仕事です。しっかりと準備をして後悔のない面接を、そして素敵な結婚式づくりをできることを応援しています。

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