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ウエディングプランナーがもらえるインセンティブとは?

公開日 2019/01/23
ウエディングプランナーがもらえるインセンティブ

ウェディングプランナーの求人を見ているとたまに「インセンティブ」という内容をよく見かけませんか?求人以外でも比較的よく使われる言葉ですが、賞与や給与との違いなど具体的にどんな制度なのか、どんな目的で導入されているのかまではわからない方も多いと思います。そこで、今回の記事ではインセンティブ制度について、その概要とウエディングプランナーの事例についてまとめました。これから転職を考えている方はもちろん、インセンティブ制度の導入を検討している企業の担当者の方にとっても参考になればと思います。

インセンティブ制度とは?

インセンティブの概要

インセンティブとは、通常の給与や賞与とは別に社員のモチベーションを向上・維持させるために企業側が独自に用意するもので、一般的には企業が定めた目標や基準を達成した社員に対して支給する奨励金のことを指します。インセンティブ制度を設定するかどうか、どのような基準でどの程度の金額を支給するかは本当に様々で、ブライダル業界の企業でも設定している会社もあれば設定していない会社もあります。

インセンティブ制度を導入する目的

シンプルに言うと、企業側はインセンティブをうまく活用できれば社員のモチベーションを上げることが可能になります。営業成績によって当該期間の評価が決まり賞与に反映されますが、一般的に評価期間は半年間で設定されていることが多いので、評価や賞与だけで半年間の社員のモチベーションを維持するのはやや難しいです。そのため単月や2か月間の連続での結果をもとに一定額を支給することで、先月はダメだったけど、今月は切り替えて頑張ろう!と鼓舞しやすくなるのです。

また、優秀な社員とそれ以外の社員の報酬差を一時的にでつけることができるという点もメリットの1つです。営業成績に差があるのに報酬がまったく一緒だと、優秀な社員の多くはは不満を抱きます。優秀な人間だからこそ自分の社内のポジションや貢献度合いを客観的に把握できているので、成果を上げても明確にわかる形で評価されないのであれば転職を考えてしまいます。ただ、評価をして給与(会社にとっての固定費)を上げるのはリスクが大きいので(一度給与を上げると下げるのが困難なため)、インセンティブが有効に使って報酬額に差をつけるのです。

インセンティブ制度の具体例

一般的なインセンティブ制度は給与に上乗せして支払いというケースが多いですが、必ずしもインセンティブは特別ボーナスというわけではありません。給与面以外でも社員を奨励する効果があるのならば、それも広義のインセンティブだと言えます。例えばマンスリーの表彰制度などはそれに当たり、月に1度、優秀な成績を上げた社員を発表をして表彰するといったことで社員の功績を認めることもインセンティブです。

ウエディングプランナーのインセンティブ例

では次に、ウエディングプランナーのインセンティブにはどのようなものがあるか、一般的な事例を紹介します。

新規プランナーのインセンティブ

営業成績を達成基準として設定されていることが多いです。

  • 月間の成約目標達成したとき、または達成率が高いとき
  • 月間の成約率が基準値を超えたとき
  • 2~3か月の累計または連続で目標を達成したとき

支給されるものは給与が多いですね。達成したら5,000円とか10,000円を上乗せして支給、といった感じです。会社では月次や半期の表彰も行っています。

打合せプランナーのインセンティブ

同じく、営業成績やKPIを達成基準として設定されていることが多いです。

  • 月間の売上目標達成したとき、または達成率が高いとき
  • 月間の単価アップ率、または単価アップ額が基準値を超えたとき
  • 担当組数が基準の組数より多かった場合

支給されるものは給与が多いですね。基準を満たしたら5,000円とか10,000円を上乗せして支給、といった感じです。会社では月次や半期の表彰も行っています。

どちらのウェディングプランナーに共通したインセンティブ

営業系の実績で設定されていることは変わりませんが、新規プランナーでも打合せプランナーでも、どちらのタイミングでも売ることができる付帯商品の販売などを基準に設定されていることが多いです。ただ、設定されている会社は多くはないです。

  • 提携するジュエリーショップへの送客組数
  • 前撮りの受注組数
  • 口コミサイトへの口コミ投稿件数(みんなのウェディングやウエディングパークなど)

転職サイトの実際の求人例

インセンティブ支給の明記が有る求人

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インセンティブの制度として明記されている場合と、年収例の中でインセンティブの支給について書かれているケースがあるので、実際に求人を探す場合は給与欄を見るとよいでしょう。

インセンティブ支給の明記が無い求人

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一方これらの求人にはインセンティブについての明記はありません。ただ年収例を見ると、月給を12倍しても年収額と一致しないケースもあるので、実はインセンティブ制度が運用されているケースもあります。

全体的にはインセンティブについて明記されている求人は約3割程度でした。もしこれから求人を探される場合は意識してご覧になってみてください。

まとめ

ウエディングプランナーのインセンティブ制度についてまとめました。インセンティブ制度は、社員のメリットが大きい制度に思えますが、本質的には企業側にメリットが大きい制度と言えます。支払う人件費は増えたとしても、社員のモチベーションが上がることで最終的に企業に利益となって返ってくれば制度としては成功です。企業側の方はこの記事をきっかけに制度の企画・運用を検討していただきたいですし、転職を検討している方は会社探しの1つの指標として参考にしてみてください。

Wedding Me Career

Wedding Me Career編集部
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