これからウェディングプランナーを目指す方にとっての1つの方法として、プランナーの通信講座を受講するという方法があります。ウェディングプランナーとして働くことは資格がなくてもなることができますし、一般の四年制大学から就職する人もいますし、未経験から転職してくる人も多いですが、通信講座を利用して勉強することでより「深く幅広い知識を身に着けることができる」というメリットがあります。そこで、今回の記事ではウエディングプランナーのための通信講座について概要やメリット、どんな通信講座があるのかをまとめました。これからウエディングプランナーを目指す方だけでなく、スキルアップを目指す現役プランナーにとって参考になればと思います。
目次
ウエディングプランナーのための通信講座とは?
通信講座の概要
ウエディングプランナー向けの通信講座とは、簡単にまとめると、
- ウエディングプランナーになること
- ウエディングプランナーとして活躍すること
- ウエディングプランナーの資格を取ること
これらを目的とした通信講座のことです。ウェディングプランナーを目指している人の中には、仕事をしながら目指しす社会人の方も多いです。もともとブライダル業界で働くことを希望していたがやはり諦められない、これまでの経験で培ってきたスキルを活かして別の業界で活躍したい、など人によって理由は様々ですが、未経験から転職してくる人が多いことからもわかるように、ウェディングプランナーの仕事にはそれだけのやりがいや魅力があると言えます。
ただ、ブライダル業界は
- BtoCの高額無形商材
- 他に似ている業界が少ない
- 自分がユーザーとして経験していない場合が多い
- 専門用語やオペレーションで覚えなければいけないことが多い
という点でかなり特殊なので、まったくの無知の状態で志すには少々ハードルが高いかもしれません。そういった方にとって有効な勉強手段の1つがウェディングプランナーの通信講座。ウエディングプランナーの養成スクールもありますが(こちらの記事参照)、仕事をしながら継続して通うのが難しい場合は、自宅で無理なく勉強をすることができる通信講座の方が、仕事と上手に両立することができるのでおすすめです。
また、大手の通信講座の中には資格取得用講座の取り扱いもあるので、知識を身に着けると同時にウエディングプランナーとしての資格取得まで目指すことができます(資格についての詳しい内容はこちらの記事をご覧ください)。
通信講座ではどんなことを学べるのか?
講座内容
ブライダルプランナー検定やウエディングプランナー資格などの資格取得を目的としています。
勉強方法
- テキストを使っての学習
- DVDを使っての学習
- 添削指導
- サポートセンターへの質問
など
ちなみに通学スタイルのスクールだと、
- ライダル業界の基礎知識:結婚式の歴史やプランナーに求められる資質、会場タイプや挙式スタイルの違いについて
- ブライダルアイテムの知識:料理や飲み物、写真、映像、衣装、装花、演出など各アイテムについての基本知識
- 結婚式ができるまでの流れ:式場探しから打合せ~当日までの流れ、プランナーの役割、スケジュールの組み方など
- クリエイティブの基礎:会場の装飾、テーブルコーディネート、カラーコーディネートなど
- プランニングの知識:コンセプトやテーマ、プラン作成、プレゼンテーション、進行の組み方など
- ビジネス知識:ブライダルフェア、プロモーション、ビジネスモデル、など
- 基礎的なビジネススキル:身だしなみ、立ち振る舞い、言葉遣い、などプランナーとしての基礎的な所作
これらの実践的な内容を座学、実技を通じて学んでいくことが多いです。
通信講座を受講するメリット・デメリット
メリット
ウェディングプランナーの通信講座を受講するメリットには、以下のようなものが挙げられます。
- 時間に捉われないので仕事と両立しやすい
- スクールに通う必要がないので、近くにスクールがなくても受講できる
- 自分のペースで学習を進めることができる
通信講座は、基本的に自宅で学習を進める形となるので、時間にとらわれず自分のペースで学習を進めることができます。例えば、朝早く起きて勉強してから仕事に行ってもOK、仕事から帰ってきてから勉強してもOK、子育て中で子供が寝たときに勉強するのもOK、とかなりフレキシブルにスケジュールを組めるので、スキマ時間をうまく使えれば効率的に進めることができます。
また、決まった日に登校する必要がないので、短期間で勉強したい方は標準期間よりも早く学習することもできます。ブライダル企業に内定をもらってから入社までの期間に収集して取り組みたい!といったニーズにも対応しています。
このように様々な生活スタイルの方に合っているのが通信講座の最大のメリットと言えます。
デメリット
一方、通信講座ならではのデメリットもあります。
- 資格試験に必要な知識を身につけることを主な目的としている
- 実践的なスキルは身につかない
- 通うという強制力が効かないので、怠けてしまうと前に進まなくなる
通信講座で提供されている講座は、ブライダルプランナー検定などの資格を取得することを目的としているので、ウェディンgプランナー養成スクールや専門学校のように、実際の現場に近い環境で実務スキルが身につくわけではありません。また、概念としての口座はあるでしょうが、ブライダル業界で働くために重要な礼儀作法(言葉遣いや立ち振る舞い)を講師に直接指導してもらう機会がないのもデメリットです。
また、基本的には一人で勉強を進めていくので一緒に勉強する仲間もつくれません。そのため、勉強の途中で止まってしまうと「やらなきゃいけない」とは思いつつも最後までやり切れない人も出てきてしまいます。もし通信講座を受講する場合は自分一人でも口座の最後までやり切るという覚悟とともに始めることが大切です。
ウェディングプランナーの資格を取得できる主な通信講座
ヒューマンアカデミー
コース・料金・期間 |
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特徴 | 通学講座も運営している総合スクール。オンライン講座では資格取得のための講座を受講することができます。これまで資格取得者も多数輩出しており、規模・実績とも大手のスクールです。 |
キャリアカレッジジャパン
コース・料金・期間 |
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特徴 | 一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)認定の「ウエディングプランナー資格」を目指す講座。一般常識から婚礼知識・演出・ブライダルアイテムなどを基本から習得。また、プランナー以外にも、メイク・ドレス・司会など、様々な婚礼の仕事に幅広く対応しています。 |
まとめ
通信講座は、どちらかというと、すでに社会人経験があって基本的なサービス業のマナーやスキルなどを身につけている人に適している学習方法といえるのではないでしょうか。