ブライダル業界に限らず、社会人向けのセミナーやワークショップ、イベントは数多く開催されています。最近ではリアルなイベントだけでなくオンラインのクローズドセミナーなどもありますが、そもそもそういったセミナーはどういった目的で開催されているのでしょうか?また、フリーランスになったら参加するべきなのでしょうか?今回の記事では、そんなセミナーについてまとめてみます。
目次
- 1セミナーが開催される目的
- 1.1利益を得るために開催する
- 1.2自社事業やサービスの認知拡大・集客のために開催する
- 1.3人脈形成や個人情報収集のために集客をする
- 1.4セミナーを見つけたときに確認すべきこと
- 2セミナーは行くべき?行かないべき?
- 2.1セミナーに参加するメリット
- 2.2セミナーに行くとメリットが大きい人
- 2.3セミナーに行かないほうがいい人
- 3セミナーに参加前/参加時にチェックするべきポイント
- 3.1主催者の情報を事前確認する
- 3.2講師の情報を事前確認する
- 3.3セミナー開催概要を事前確認する
- 3.4懇親会の有無を事前確認する
- 3.5セミナー中は集中力を保って、ポイントをメモする
- 3.6途中でわからなかったことは質疑応答でどんどん聞く
- 4まとめ
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セミナーが開催される目的
まず、開催目的にはいくつかのパターンがあります。
利益を得るために開催する
一番直接的な目的は利益の確保です。セミナーの売上は
セミナーで得られる利益=参加者数×1人当たり参加費-開催にかかるコスト(場所代や飲食代、講演を依頼した人への出演料など)
この方法で計算できるので、
- 参加者数を増やす
- 1人当たりの参加費を高くする
- 開催にかかるコストを抑える
シンプルにこの3つを突き詰めていくと利益を増やすことができます。参加者数を増やすためにはコンテンツを充実させたり(例えば、有名な人に講演を依頼したり、他ではやらない特徴的な内容で構成したり)、参加費を高くしても参加者数を維持するためにはコンテンツの量と質を高めていき、開催にかかるコストは場所代などを抑えることで実現できます。当たり前ですがこの目的で開催されるセミナーはすべて有料です。
自社事業やサービスの認知拡大・集客のために開催する
2つ目の目的が集客です。セミナー自体で利益を上げるのではなく、開催したイベント内で自社商品やサービスを紹介し、新たに利用してもらったりアップグレードしてもらったりしてそちらで利益を上げることが目的です。ITツールの使い方セミナーや、新商品のリリースイベントなどが多いです。
このパターンの場合、セミナーの参加費は無料のこともあります。ただ、アンケート記入や名刺交換を必須としている場合がほとんどで、セミナー後に商品メルマガや勧誘の電話がかかってくることが多いです。
人脈形成や個人情報収集のために集客をする
こちらも広義では集客なのですが、もっと緩い感じのつながりつくりや人脈形成を目的としている場合です。特定のテーマに沿ったセミナーを開催後に懇親会を開催する場合がほとんどで、そこで名刺交換などで人脈を広げていくことです。主催者が法人ではなく個人であることも多いのが特徴です。
セミナーを見つけたときに確認すべきこと
このように、セミナーを開催する主催者にはいくつかの目的のパターンがあり、目的によってコンテンツの構成や参加する人の属性が変わってきます。もし興味のあるセミナーをインターネットで見つけたときは、セミナーのコンテンツだけではなく、
- 主催者は誰なのか?
- どんな目的で開催されていそうか(予想)?
ここも併せて確認しておくといいでしょう。
セミナーは行くべき?行かないべき?
セミナーに参加するメリット
開催コンテンツ次第ですが、
- 自分の知らない情報を知ることができる
- 知り合いを増やすことができる・人脈形成ができる
- 単なる知識ではなく実践型で経験できる
といったところがメリットです。特にフリーランスになりたての頃は、誰かに何かを教えてもらう機会もほとんどないですし(相談相手がいないこともある)、自分1人で勉強していても躓いたり止まってしまうことも多いのではないかと思います。そんな時に役に立ったり、違った角度からの事例などを聞けると参考になることも多いと思います。
参加費が有料か無料かは問わず、参加した場合は貴重な時間を使うので、それなりのメリットがないと判断できるときは参加すべきではありません。ただ、セミナー自体がいいか悪いかというよりは、こんな人にはこのセミナーは役立つけどあんな人には意味がなさそうだなと言うかけ合わせでセミナー価値が決まることが多いと思います。(もちろん、悪質な高額商品を後日売りつけるための危険なセミナーもありますが…)。
個別の組み合わせを全部上げるわけにはいかないので、以下にセミナー参加のメリットが大きい人とそうでない人の違いについてまとめます。
セミナーに行くとメリットが大きい人
- 自分以外の人の意見を素直に聞ける人
- 自分に必要なことを取捨選択できる人
- 新しく知った知識をすぐ実践できる人
セミナーで聞いたり話したりした内容を、素直に受け止め今の自分にとって必要かどうかを客観的に判断できる人は向いていると思います。さらに、新しく知ったことをすぐに実践できる高い行動力を持っていることも重要な要素だと言えます。
セミナーに行かないほうがいい人
- プライドが高く他の人を斜に構えて素直に聞けない人
- セミナーで聞いたことを盲目的に正しいと信じてしまう人
- 話を聞いただけで満足してしまう人
上記のような人は行くだけ時間とお金の無駄だと思います。理由は、先ほどの向いている人の裏返しです。
セミナーに参加前/参加時にチェックするべきポイント
主催者の情報を事前確認する
主催者が法人であれば、会社規模や事業概要、個人であればSNSやその人の運営している事業などは事前に見るようにしましょう。
講師の情報を事前確認する
経歴や実績は必ず見るようにしましょう。
セミナー開催概要を事前確認する
- 参加予定人数
- タイムスケジュール
- 講演内容
- 開催場所
- 必要な持ち物
- 事前準備事項
このあたりは当たり前ですがチェックしましょう。
懇親会の有無を事前確認する
もしある場合は、どういう人が参加しそうかなどを考えてみましょう。
セミナー中は集中力を保って、ポイントをメモする
セミナーは会議ではないので、すべての議事録を残しておく必要はありません。もし聞き逃しが不安な方はレコーダーをもっていって録音しておくといいでしょう(可能かどうかは事前に主催者に確認したほうが無難です)。そのうえで、ポイントだけメモしたり、途中で調べたりできるのでPCかスマホは持って行った方がよいと思います。
途中でわからなかったことは質疑応答でどんどん聞く
人前で質問することを恥ずかしいと思う方もいるかもしれませんが、わからないまま帰るのは100%損なので、質疑応答時間が設けられている場合はその時間に、もしなかったとしては終了後のちょっとした時間に確認するようにしましょう。聞いてもわからないこともあるかもしれませんが、聞かずに帰るより絶対にマシです。
まとめ
簡単ですが、セミナーについて知っておくべき事項をまとめました。セミナー、勉強会、ワークショップ、いずれの形態のイベントであっても共通して言えることは「参加した後にどのように自分の仕事に活かせるか」が一番大事だということです。せっかくの時間やお金をかけて参加するのであれば、1つでもいいので有益だったと思える内容を身につけて帰れるよう、前向きに参加しましょう。逆に、特に期待できる内容がなさそうであれば無理に参加する必要もないので、自分の状況と照らし合わせながら効率的な参加を目指してくださいね。