ブライダル業界での仕事を探す場合には、求人情報を見つける必要があります。同じブライダル業界でも、仕事の内容や条件面などに違いがあり、それらを正確に理した上で比較検討していくことが大切です。今回はブライダル求人の探し方に注目し、それぞれの探し方によるメリットとデメリットを紹介します。自分に合った求人の探し方を知り、結果的に希望に合う企業に就職できるようになりましょう。
目次
何を基準に企業を選びたいのかを考えよう
求人の探し方はさまざまですが、それぞれの探し方によって得られる情報や得やすい情報が異なります。どのような求人の探し方が自分に合っているかを見極めるには、自分自身が何を基準に企業を選びたいのかを知ることが大事です。
ここでは、転職先・就職先の企業を選ぶ際に、重要視されるポイントを3つ紹介します。ご自身がどのポイントを特に重要と考えているのか、意識してみてください。
ポイント①給与・待遇
ブライダル業界でも、企業によって給与や待遇はかなり違います。皆それぞれに想いがあってブライダル業界での勤務を希望していても、給与や待遇は気になるところではないでしょうか。例えば、同じウェディングプランナー職でも企業によって基本給が異なるとなれば、少しでも基本給の高い方に興味を惹かれる人は多いでしょう。
また、休日日数についても企業により差があります。年間の休日日数を比較すれば、合計して10日以上の差があることも珍しくはありません。同じ仕事内容なら「休日日数で決めたい」など、給与・待遇をしっかり重視して企業を選びたいと考える人はたくさんいます。
ポイント②結婚式場の雰囲気や社風
ブライダル業界で働きたいと思う人の多くは、結婚式場に対して華やかで素敵であるイメージを抱いているのではないでしょうか。もちろん、結婚式場にはさまざまなテイストがあり、式場によって雰囲気は大きく異なります。格式高い老舗的存在の結婚式場もあれば、モダンでイマドキな雰囲気の式場もあるでしょう。
ブライダル業界で結婚式に携わる仕事をするのであれば、自分の好みに合った式場で働きたいと考える人も多いです。また、ブライダル企業自体にもそれぞれ異なる社風があります。会社の雰囲気を重視して就職先を選びたいという声も少なくありません。
ポイント③職場環境
ブライダル業界での仕事はハードであるというイメージを持つ人は多く、実際の職場環境がどうなのかという点を重視して企業を選ぶ人もいます。どれだけ素敵な式場で仕事ができるとしても、長く働き続けることができない過酷な労働状況であることを耳にすれば、興味が薄れてしまう場合もあるのではないでしょうか。
職場環境もまた、企業を選ぶ際の重要なポイントとなります。職場環境は、求人情報を見るだけではなかなか見えてこない点ですが、長く勤続することを見据えて就職先を探す場合には軽視できない点とも言えるでしょう。
ブライダル求人の3つの探し方とそれぞれの特徴
ブライダルの求人を探す際には、具体的にどのような方法があるのでしょうか。ここで3つの探し方を紹介します。それぞれの探し方には異なる特徴があるため、その点もあわせて解説します。
求人情報サイトから検索する
「ブライダル・求人・〇〇県」などと検索しようとすると、インターネット上に表示されるのはたくさんの求人情報サイトです。リクナビやマイナビなど、さまざまな求人情報サイトがありますが、これらはひとつのサイトの中に数多くの求人情報が掲載されているものです。求人情報サイトに登録すると、検索条件を保存できるため何度でも同じ条件で検索をすることが簡単にできるのが特徴です。
このような求人情報サイトから求人情報を探す場合には、ブライダルに関わる数多くの求人情報を簡単かつ素早く探し出すことができるため、より多くのブライダル企業を比較検討したい人には大変便利です。
※メリット
- 効率的に数多くの企業の求人情報を見ることができる
- 検索自体に時間がかからない
※デメリット
- 情報量が多いため絞り込むのが難しい
- それぞれの企業が運営する式場の情報は詳しく見られない
企業のホームページ上の求人情報を閲覧する
結婚式場を調べていると、そのホームページ上に企業の会社情報や採用情報を掲載しているページを見ることができます。ここから求人情報を入手する方法もあります。この場合は、まずその式場のホームページにたどり着く必要があるため、式場のリサーチから始めなければなりません。
働いてみたいと候補に挙げている結婚式場がいくつかある人にとっては、この方法が一番スムーズです。それぞれの式場の雰囲気や、企業が運営する他の式場などの情報も簡単に見ることができます。
※メリット
- ダイレクトにその企業の情報にアクセスしやすく、狙った企業の情報が深く知れる
- 求人検索サイトに掲載されていなくても求人を出しているケースがあるためチャンスを逃しにくい
※デメリット
- 興味のあるブライダル企業が特にない場合にはリサーチが必要になるため不向き
- 自力で探すため、新しい企業の発見ができることは少ない
転職支援サービスに登録する
ブライダルに特化した転職支援サービスはまだ少ないのが現実ですが、一般的な転職支援サービスに登録する方法でもブライダルの求人は探すことが可能です。転職支援サービスでは、担当のエージェントのサポートがあり、自分の希望する職種や条件などを伝えて、それに合った求人を探してもらうことができます。
例えば、「ウェディングプランナーの仕事に就きたい」と伝えておけば、数社のブライダル求人を紹介してもらえるだけでなく、そこから実際にエントリーする際にもエージェントが企業と連絡を取るため、就職活動の手間は大きく省けます。
※メリット
- 自分では探すことができなかったブライダル企業の求人情報が得られることがある
- 選考過程においても企業との連絡を代行してもらえるため負担が軽減される
※デメリット
- それぞれの企業の特徴や社風について自発的に調べなくなることも多い(エージェント任せになる)
- 自分の希望する企業以外の求人についても紹介を受けるため、迷いが出やすくなることもある
ブライダル求人の探し方まとめ
ブライダル業界の求人は比較的常に多く見つけることができ、「働きたいのに求人が見つからない」と悩むケースはごく稀です。どちらかと言えば、「気になるブライダル企業が複数あってどこが良いのかが絞り込めない」という悩みを持つ人の方が圧倒的に多いでしょう。
一番大切なことは、自分自身が何に注目して企業を選びたいのかを明確にすることです。多くの企業の情報を並べて検討したい人もいれば、自分が「ここで働いてみたい」と思った結婚式場のみを狙っていきたい人もいます。一概にどの探し方が一番良いかは答えられることではありません。重視するポイントに合わせて、ブライダル求人の探し方を決めていきましょう。