「ブライダル企業で働きたい」「結婚式に関わる仕事がしたい」「ウェディングプランナーになりたい」など、さまざまな思いから多くの人がブライダル業界へ興味を持っています。実際にブライダル企業へ転職したいと思うとき、とても大切なのが「企業についてよく知ること」です。結婚式場の雰囲気だけで企業のイメージを決めつけてしまっては、大切な他の要素をたくさん見落としてしまうことになり兼ねません。ここでは、ブライダルへ転職する際の企業分析の方法について紹介します!
目次
ブライダル業界への転職でありがちな3つの落とし穴
ブライダル業界へ転職したものの、「イメージしていた仕事と違うかも…」と、想像していたものと現実との違いに戸惑ってしまう人は少なくありません。この場合、主に次の3つのいづれかが原因となっていることが多いです。
勤務時間が長く休みが取れない
ウェディングプランナーの仕事はお客様と深く関わるため、基本的にお客様中心に動くことになります。例えば、本来であれば19時が定時でも17時からスタートした打ち合わせが終わらずに20時になることもあるでしょう。その後、20時からオフィスに残り打ち合わせの後処理などをして結局退社したのが21時半になるなんてことも普通です。
また、結婚式は土日祝日に行われることが多いので、土日祝日の勤務時間が長くなる傾向があります。自身が担当している結婚式が午前中挙式であれば早朝から出勤することになりますし、担当披露宴後に二次会まで同じ場所でおこなわれる場合には、全てが完了する夜遅くまで退社出来ないこともあります。
平日は比較的ゆとりを持った勤務時間になることが多いとはいえ、土日は本当に多忙で実際に転職してみて、「ここまで大変だとは思わなかった」と思うケースも実際は少なくありません。
仕事内容自体がイメージと違う
ブライダルの仕事の中でも、特にウェディングドレスに関わる衣裳店での仕事や、ウェディングプランナーの仕事に関しては、「多分こんな感じなんだろうな」と仕事内容の予想が付きやすいところがあります。しかし、いざ仕事を始めてみると、予想していた仕事内容とまったく異なる業務を任されて戸惑ってしまうというケースもあるでしょう。
例えば、お客様との打ち合わせや結婚式当日のサポートがメインだと思っていたプランナーの仕事をいざ始めてみたら、新規顧客向けの営業を担当することになって、全く予想とことなる仕事内容だったというパターンもあります。
また、プランナーは結婚式のプランニングがメインの仕事だと思っていたら、案外事務作業の量が多く、引出物の個数を数えたり、肩書きや名前の間違いがないかを探すため長時間にわたり席次表とにらめっこしたりすることもあるでしょう。
転職した後に、「意外とこういう仕事が多いのか」と思うことは珍しくありません。
職場の雰囲気がイメージと違う
「ブライダル業界での仕事は、その全てがとても華やかで優雅なものだろう…」と思っていたら、現実はそうでもなかったというのもよくあるパターンの1つです。
実際に仕事をしていく上では常に華やかな舞台に立ち続けているわけではありません。一歩裏側にまわれば荷物が山積みになった倉庫のような場所もあるでしょうし、オフィスは思ったよりも随分事務的で質素な印象かもしれません。
イメージだけを強く信じて「きっとこんな職場だろう」と思っていると「あれ?予想と全然違う」となることは多いものです。
転職前に企業分析をすることで予想と現実のギャップを埋めよう
「予想していた仕事と現実は全然違った」となる場合、それが良い意味でなら良いのですが、ネガティブな意味でのギャップだとすると、今後長く仕事を続けていく上で問題になる可能性があります。せっかく転職するのなら、「思った通りの仕事」もしくは「思った以上に素晴らしい仕事」に就きたいですよね。
だからこそ、転職の際には事前に「企業分析をする」ことがとても大切!事前にしっかりとリサーチすることで、転職後に後悔する可能性を少しでも減らすことができるでしょう。
転職に向けてのブライダル企業分析の方法
ブライダルの転職エージェントを利用する
転職エージェントではブライダル業界に詳しいキャリアアドバイザーが企業ごとに異なる仕事内容や会社の特徴をエントリー前に教えてくれるなど、企業分析のサポートをしてくれます。自分で調べてみたけどよくわからない場合などは、無料のところがほとんどなので相談してみるとよいでしょう。
企業の口コミサイトを確認する
実際にその企業で働いた経験がある人の意見が掲載されている口コミサイトなどを見てみるのもオススメです。給与・待遇、仕事内容、働きやすさ、など様々な項目についてのコメントが掲載されています。口コミはあくまでも投稿した個人の主観なので100%正確な情報とは言えませんが、参考程度に読み込んでおくと企業の雰囲気が掴みやすくなります。
企業の公式ホームページを読む
企業の公式ホームページから会社情報や企業理念を知ることも重要な方法です。この部分を読むことで、企業が大切にしていることや今後特に注力していきたいことが見えてきます。これらを理解することで、自分自身の求めるものがその企業にあるのかを判断しやすくなると思います。
実際に企業で働いていた/いる人に話を聞く
もしも興味のある企業で実際に働いていた人や現在働いている人が身近にいれば、直接話を聞いてみてください。具体的な仕事内容や職場の雰囲気、どんな人に向いているのか、実際に働いていてどう感じるかなどを聞くことで、かなり具体的に正確なイメージが掴みやすくなります。
ブライダル業界での職務経験がある人に話を聞く
ブライダル業界では、同業他社への転職が多いのも1つの特徴です。あなたが興味を持つブライダル企業とは異なる別のブライダル企業で働く人から話を聞くチャンスがあれば、たくさんの有益な情報をシェアしてもらえる可能性はとても高いと思います。
ブライダルへ転職する際の企業分析の方法まとめ
ブライダル業界にはたくさんの企業があり、企業ごとに目指す方向や仕事内容が異なりますが、自分自身にとって最高の転職先を選べるためには事前の企業分析を入念に行うことが大切です。まずは自分でやってみて、もしわからないことがあれば頼れるサービスもあるので有効に活用してみてくださいね。