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ブライダルのエリア特性について知ろう|ブライダル基礎講座

公開日 2021/05/01

このブライダル基礎講座は、ブライダル業界専門の転職支援サービス「ウェディングミーキャリア」がお届けするブライダル業界で働く人なら知っておきたい基礎知識をまとめたWEBコンテンツ。
ブライダル業界の全体を知り、より実践に近づく業務を知ることができる内容をお送りします。

ブライダルのエリア特性

今回のテーマは『ブライダルのエリア特性』とについてです。結婚における風習は、日本各地で様々な違いが見られます。地域特有の風習は多様で、時代とともに変遷していくものですが、地域の特性はしきたりやマナーの点で大事な意味をもつので、ブライダル・コーディネーターは十分に注意する必要があります。ここでは、とくに知っておくべき風習のエリア特性について、簡単にまとめています。

関東

関東は、全国から人が集まる人口密集地域のため、結婚についての各地の風習が混合し、平準化される傾向があります。また、ブライダルの演出などで先進的な試みがなされる地域でもあり、関東で流行したスタイルが全国へ波及するケースも多くみられます。

名古屋(美濃)

名古屋で特筆される風習は、嫁入り道具のお披露目といわれます。嫁入り道具は家具、電化製品、食器、着物、新車にいたるまで一度花嫁の実家へ搬入され、近所の人を集めたお披露目が行われるのが一般的でした。
また、嫁入り道具が花婿宅へと搬送されたあとは、花嫁の出発とともに花嫁の実家の屋上から、菓子撒きが行われる風習がありました。現在は簡略化されることも多くなりましたが、家柄によっては省略せず行われています。
 
引出物は3品を贈るのが礼儀とされ、引出物、引菓子に「名披露目(なびろうめ)」と呼ばれる1品(古くは風呂敷、現在はカタログギフトや陶磁器、タオルなど)を加えます。引出物と引菓子には両家家名、「名披露目」には新郎新婦の下の名前の熨斗(のし)をつけて贈るのが一般的です。

北海道(都市部)

披露宴は、新郎側・新婦側それぞれの友人数人で構成する「発起人代表」が開催する形式を取り、招待状も発起人名義で発送します。披露宴は会費制なのが特色で、招かれたゲストは一律15,000円などの会費を当日受付にて支払うスタイルです。ご祝儀袋は不要で、現金をそのまま支払うため、他府県出身者は戸惑うことも多いようです。披露宴では発起人は末席に座り、両親や親族は上座に座るのが通例です。

富山

結婚式では引出物、引菓子に加えて赤飯、細工かまぼこの組み合せが多く見られます。細工かまぼこは鯛や富士山などのおめでたいモチーフを象ったものが多く、小さなもので約500g、大きなものでは2~3kgにもなるものがあります。これはお祝いものを近所の人と分け合うという風習からきているようです。

四国

徳島県や愛媛県、香川県では、親戚や身近な友人には、ご祝儀を事前に渡す慣習があります。最近は結婚式当日に渡すことも多くなっています。
高知県では、自宅でお披露目の席を設ける場合、皿鉢(さわち)料理という大皿にいろいろな料理を盛りつけた郷土料理が出されます。お酒を注ぎ、飲み干して相手に注ぎ返す「返杯」が繰り返されるのが特色です。

沖縄

招待客数が多く、約300人程度が平均で150~200人の結婚式は少なめとされています。

まとめ

今回の『ブライダルのエリア特性について』では、日本各地で様々な違いがある結婚における風習と、地域の特性をまとめました。

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Wedding Me Career

Wedding Me Career編集部
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