Bridal magazine

ブライダル業界で働く人のための情報マガジン

衣装、ヘアメイク、着付けの手配と装花の手配のスケジュールと流れ|ブライダル基礎講座

公開日 2021/05/04

このブライダル基礎講座は、ブライダル業界専門の転職支援サービス「ウェディングミーキャリア」がお届けするブライダル業界で働く人なら知っておきたい基礎知識をまとめたWEBコンテンツ。
ブライダル業界の全体を知り、より実践に近づく業務を知ることができる内容をお送りします。

衣装、ヘアメイク、着付けの手配

結婚式・披露宴では、会場スタッフだけではなく、テナントや外部の提携企業、関連会社と連携して各種の商品・サービスが提供されます。ここでは、カップルとの打合せで選定された商品のうち、会場内の関連セクション、外部の提携・協力会社への手配を伴う業務について解説します。今回は『衣装、ヘアメイク、着付け、装花の手配』についてです。

衣装、ヘアメイク、着付けの手配のポイント

衣装着付け、ヘアメイク、ブライダルエステなど、衣装、美容に関する手配業務は、お客様のイメージを的確に捉え、決定内容を迅速・確実に各スタッフへ伝えることがポイントです。

衣装、ヘアメイク、着付けの手配のスケジュール

衣装は、会場内に衣装室がある場合、提携店がある場合、外部からの持ち込みの3パターンに分けられます。
ヘアメイクも同様に、会場内の美容室、提携サロンからの当日派遣、フリーのヘアメイクアーティスト(持ち込み)があります。お客様が持ち込む場合も、コーディネーターが手配した場合と同じスケジュールで進むよう、進捗を管理する必要があります。

結婚式・披露宴当日の約3~4か月前 衣装の決定

・結婚式での衣装、披露宴での衣装の種類と着用点数、着用順序、アクセサリー、小物などを決定し、衣装室、あるいは提携店に手配します。
・外部から持ち込みの場合は、適宜進捗状況を確認し、必要があれば衣装室や提携店の紹介を行います。アクセサリーや小物類についても確認します。
・ブライダルエステの案内を行います。

結婚式・披露宴当日の約2~3か月前 列席者着付け手配

・両親、親族など列席者の着付けを確認し、衣装室に手配します。

結婚式・披露宴当日の約1~2か月前 ヘアメイク打合せ

・花嫁、ヘアメイクスタッフとヘアメイクの具体的な打合せを行います。

結婚式・披露宴当日の約1か月前 ヘアメイクリハーサル、鬘(かつら)合せ

・希望によりヘアメイクリハーサルを実施します。前撮り写真の撮影とあわせて行うことも多いです。
・ヘアカットやパーマ、カラーリングなどを行い、和装の花嫁は鬘(かつら)合せを行います。

結婚式・披露宴当日の約1週間前~当日 アクセサリー類の準備、持ち込み

・事前にアクセサリー類などを預かる場合には必ずリストを作り、内容を確認します。保管は厳重に注意しましょう。

衣装、ヘアメイク、着付けの手配の注意点

痩身エステについては、ドレスなど衣装のサイズにも関わるので早めに意向を確認します。おめでた婚の場合も、試着から結婚当日まででドレスサイズが2~3サイズ大きくなることもあります。衣装スタッフと緊密に連携をとり、衣装サイズを検討します。
持ち込み衣装の場合、下着、パニエ、足袋、草履など、小物については細かく確認を行い、必要があれば衣装室、提携店に連絡して手配します。

装花の手配のポイント

フローリストは、会場装花、ブーケ・ブートニア、ヘッドフラワー、エントランスやウェルカムパーティ会場の装花・装飾を手がけます。花器やキャンドルなどはフローリストが手配することが多いため、ブライダル・コーディネーターはお客様との決定事項を確実に伝えることが業務の中心となる。

装花の手配スケジュールとフローリストの動き

ブライダルの装花は、結婚式・披露宴の時点で最も美しく見えるように管理する必要があります。打合せから納品までの流れは以下の通りです。

結婚式・披露宴当日の約1か月半~1か月前 打合せ

・フローリストとお客様、ブライダル・コーディネーターが装花やブーケなどについてイメージや具体案を打ち合せします。コンセプトシートや写真などでイメージの共有ができるよう、事前に準備しておきましょう。

結婚式・披露宴当日の約3週間前 装花イメージの確認

・装花の花材、イメージ、アレンジの方法、使用する花器、リボンなどの装飾品について、お客様に確認し、フローリストに連絡します。

結婚式・披露宴当日の約2週間 花材の発注

・フローリストが花材を市場にオーダーします。

結婚式・披露宴当日の約10日~1週間前 最終確認

・お客様に招待客数、ゲストテーブル数などの最終確認をし、変更があればフローリストに連絡します。当日の搬入時間を確認します。

結婚式・披露宴当日の前々日~当日 納品

・涼しい場所に保管し、花が開きすぎないよう注意します。花の取り扱いについては、フローリストに詳細を確認します。

装飾品の手配

ブライダルテーマや会場コーディネートによって、リボンやキャンドル、オーガンジー、レース、ビジューなどの装飾品が必要な場合があります。これらの装飾品や材料はフローリストが手配するケースが多いが、持ち込み品や特注品などを使う場合はブライダル・コーディネーターが手配し、フローリストに渡す。会場装花は生花のことが多いが、ウェルカムボードやブーケにプリザーブドフラワーを使うこともあります。仕上がりのイメージを常に考え、フローリストと連絡をとりあって手配を行うことが重要になる。

まとめ

今回は『衣装、ヘアメイク、着付け、装花の手配』について書きました。衣装、ヘアメイク、着付けは衣裳コーディネータが担当し、装花はフラワーコーディネータに担当してもらいますが、お客様の希望や理想を理解し、結婚式や披露宴の全てを通して完璧なものに仕上げる為、それぞれのスタッフと意思疎通するのがブライダルコーディネーターの重要な仕事となります。各スタッフがどんなことをやっているのかしっかり把握しておきましょう。

ブライダルの基礎講座を学んだら…「ウェディングミーキャリア」でお仕事を探そう!
「ウェディングミーキャリア」はブライダル業界専門の転職支援サービス。
ブライダル業界で将来のキャリアや労働環境に不安を感じている方が自分らしく働けるキャリアを見つけるサポートをします。キャリアを見つめ直し、よりブライダル業界が好きになり、輝くキャリアを提供致します。

Wedding Me Career

Wedding Me Career編集部
ブライダル業界の求人・転職情報やキャリアに関することなど、ブライダル業界で働く人に役立つ情報をお届けします。

RECOMMENDED
一緒によく読まれる記事

PICKUP
ピックアップ求人

PREFECTURES
都道府県からブライダルの求人を探す

FAQ
よくある質問