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ブライダルの面接でしどろもどろになってしまう方に伝えたい3つのこと

公開日 2020/02/12
面接でしどろもどろになってしまう

「面接になるとどうしても緊張してしまい、しどろもどろになってしまう…」

こんなお悩みを持つ方はきっとたくさんいるのではないでしょうか。ブライダルの採用試験において面接はとても重要です。面接が苦手だと感じる方、しどろもどろになってしまいがちな方、そんな皆さんに今回はとても大切な3つのことをお伝えします。

その①大前提「面接でしどろもどろになっても大丈夫」

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皆さんに知っておいていただきたいことがあります。それは、面接が苦手でしどろもどろになってしまったとしても、それで必ずしも不採用になるとは限らないということです。

面接でしどろもどろになるのは、あなたが「自分の言葉」で質問に答えようとしている証拠です。質問をたくさん想定し、答えを準備して暗記しておけばしどろもどろになることはないからです。

質問に対する答えを考え、ありのままの正直な気持ちで答えようとすれば、言葉に詰まったりしどろもどろになったりするのは極めて自然なことなのです。ネガティブに考えすぎず、まずは自分自身を肯定してあげてください。

その②「丸暗記」の回答は面接官の印象に残りにくい

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採用面接においては、聞かれることが多い頻出の定番質問がいくつもあります。

  • これまでの経歴
  • 退職理由
  • 志望動機
  • 自己PR

これらに関しては、ブライダルに限らずどの業界においてもほぼ確実に聞かれる質問であると言っても過言ではないでしょう。高い確率で聞かれる質問なので、事前に答えを準備しておくことは可能です。

ここで注意しなければならないことは、「準備した回答を丸暗記してそのまま使うと、面接担当者の心に響きにくい」という点です。質問の回答を準備することはもちろん大切です。面接には事前準備が必要で、様々な質問の回答をあらかじめ考えておくことで、スムーズに回答することができるからです。

しかし、準備した回答を丸暗記して一言一句変えずにそのまま口に出す場合、その言葉に「想い」が込められず、面接担当者にあなたの感情が伝わりにくくなるのは事実です。それどころか、「回答を丸ごと覚えてきたんだろうな」と思われてしまいます。

つまり、「面接準備は大切ではあるものの、丸暗記はNG」だということです。それでは一体どのような対策をすればよいのか、次の項目で詳しく解説していきましょう。

その③しどろもどろにならないための面接対策は存在する

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丸暗記した回答を棒読みすれば面接官には評価されづらく、かと言って自分の言葉でしどろもどろな回答をしても上手くアピールできないとなると、一体どうすれば良いのでしょうか。ご安心ください。きちんと準備すれば面接当日に頭が真っ白になり、しどろもどろになる事態は回避できます。

面接対策は質問の答えを準備することですが、準備した回答を丸暗記することではありません。しどろもどろにならないために、言うべきことの要点をまとめ、その要点を記憶するのが適切な面接対策です。

ブライダルの面接突破を目指す面接対策の5ステップ

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ここからは具体的に面接対策の方法を紹介します。特に緊張してしまうと何を言っているのか自分でも分からなくなる、という方にとてもおすすめの方法です。ぜひ参考にしてみてくださいね。

ステップ①ブライダルの面接でよく聞かれる質問を集める

ブライダル面接でよく聞かれる質問を思いつくままに書き出して準備しましょう。ここでは代表的なものを紹介しておきます。

「ブライダル業界を志望する理由は何ですか」

「ブライダル企業の中でもなぜ弊社を志望するのですか」

「どのような結婚式のプランニングをしてみたいですか」

「前職(現職)を退職する理由を教えてください」

「あなたの長所と短所をそれぞれ教えてください」

ステップ②それぞれの質問の回答を考える

ステップ①で書きだした質問にどう答えるのか、それぞれの回答を文章にしてまとめてみましょう。この時点では回答をすべて文章にします。回答を考える際のポイントは下記の3つです。

  • 簡潔かつ印象に残りやすい
  • 具体的な事例が盛り込まれている
  • 嘘偽りのない自分の想いが伝えられている

ステップ③回答のポイント(キーワード)を整理する

ここからが特に重要です。ステップ②で書きだした回答の要点をまとめていきましょう。1つ例を挙げて解説します。

「ブライダル業界を志望する理由は何ですか」の質問に対するあなたの回答が、仮に下記のとおりだとします。

「私は前職で5年間ホテル勤務の経験があります。ホテルにはさまざまなお客様がいらっしゃいました。フロント業務を通して多くのお客様と接し、接客の楽しさとやりがいを強く感じることができました。そして、次第にもっと深く密にお客様と関わりたいと思うようになりました。ブライダルは結婚式に関わる仕事です。結婚式は人生においてとても特別なイベントで、お客様は強いこだわりや想いを持って結婚式準備を進めていくことと思います。一生に一度の大切なイベントを、お客様と二人三脚で作り上げていくウェディングプランナーの仕事は、まさに接客業の極みとも言える責任とやりがいの大きいものだと思います。これまでの接客スキルを活かし、さらにお客様と深く関わって、一緒に結婚式を作り上げていく喜びを感じたいと思いました」

この回答を丸暗記するのではなく、しどろもどろにならずに自分の言葉で想いを込めて伝えるためには、要点を整理することが重要です。

この回答のポイントを断片的にピックアップすると、

  • 5年間のホテルフロント業務経験
  • 接客業のやりがいを感じる
  • ブライダルはお客様の人生において重要な結婚式に関わる仕事
  • プランナーは接客業の極み
  • 接客スキルを活かしてさらにお客様と深く関わる

これらがポイントとなります。かなり簡潔に見えてくるのがお分かりいただけますでしょうか。

ステップ④ポイントのみ暗記する

先ほど箇条書きにしたポイントを暗記します。このときにポイントのボリュームが大きすぎて覚えられないと感じた場合には、要点を重要度の低いものから削っていくなどの調整をしていきましょう。

ステップ⑤イメージトレーニングもしくはロールプレイで練習する

ステップ④で暗記した要点を組み立てて回答する練習をしましょう。実際の面接のシチュエーションを疑似的に作り出すのが一番有効な方法です。友人や家族にロールプレイで面接官役をしてもらい、実際に質問を投げかけてもらいます。暗記した要点が頭に入っていれば、その要点をおさえつつ文章を組み立てていけば良いので、しどろもどろになる事態は避けられるでしょう。

面接のロールプレイをより効果的にするには、練習相手を友人や家族以外の第三者に依頼するのが効果的です。本番さながらの緊張感をもってトレーニングすることができるため、より場慣れすることができるでしょう。ロールプレイの練習相手が都合よく見つからない場合には、転職エージェントを活用するのもおすすめです。

ロールプレイで口に出してみたときに上手く回答できないと感じるときは、要点がしっかり暗記できていないことがほとんどです。もう一度ステップ③でまとめたポイントを読み込み、確実に頭に入れましょう。

面接でしどろもどろになってしまう方に伝えたいことまとめ

ブライダルの面接試験を通過するために必要なのは、「上手に話すこと」ではなく、「想いをしっかりと伝えること」です。緊張してしどろもどろになるため、面接に苦手意識を持つ人は少なくありません。ですが、上手に伝えようと丸暗記をしてしまえば、その回答は面接官の心に響きにくくなってしまいます。

大切なのは、回答を準備し事前に要点だけを覚えておくこと。こうすることで、しどろもどろにならず自分の言葉で想いを伝えることができるようになるでしょう。

Wedding Me Career

Wedding Me Career編集部
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