ブライダル業界の業務内容

ブライダル業界とは、結婚式の企画、衣装、ヘアメイク、ウエディングサービスに関わる業種などのことを指します。職種は、新郎新婦様と直接打合せを行う、ブライダルコーディネーター、挙式や披露宴パーティーを取り仕切るサービススタッフ、パーティーの料理を提供するシェフやお客様と衣装を考える衣装コーディネーター、音響、ヘアメイク、カメラマン、会場のお花を飾るフローリスト、司会者など様々な職種があります。

面接ではどのような点が見られているのか

面接では、第一印象、コミュニケーション能力、礼儀やマナー、プレゼン力、柔軟性などが見られています。対お客様の職種であるため、笑顔や言葉遣いなどの印象に関するポイントはとても大切です。また、お客様に結婚式の企画を提案するため、わかりやすく話す能力、プレゼン力も求められます。お客様からの信頼が求められる職種であるため、礼儀やマナーなどは特に大切にされています。敬語などの勉強は徹底して行うようにしましょう。

面接における心構えとは

1. 笑顔を心がける

面接では、笑顔を心がけましょう。第一印象が大切である業界なので、お客様とお話する姿を感じていただけるように笑顔で話すことを心がけると印象が良くなります。難しい質問をされたとしても、笑顔で答えることができていれば、的を得ていない回答であっても面接官の印象に残りやすくなるでしょう。

2. 明るくハキハキ話す

面接の時は、挨拶から明るくハキハキ言うようにしましょう。第一印象は3秒で決まると言われているので、挨拶から気をつけるようにしましょう。話すときには、面接官の印象に残りやすくなるように明るく話すと好印象です。

3. 身だしなみを完璧に

面接を受ける前に、身だしなみを完璧に整えてから行くようにしましょう。お客様からの信頼のもとで成り立っている業界であるため、身だしなみがきちんとしていないと不信感を与えてしまいます。そのため、髪をしっかりスプレーで固め、スーツにシワがないか汚れがないか、靴に汚れがないかなど確認してから面接に臨むようにしましょう。

4. 面接官の目を見て話す

面接では、面接官の目を見て話すと十分に熱意が伝わります。志望度の高さを伝えるためにも面接官の目を見て話すと印象に残りやすくなるので、面接の際は意識するようにしましょう。目を見て話すのが難しいという人は、面接官の鼻先あたりを見て話すと相手からは目を見ている印象になるようなので、実践してみましょう。

なぜブライダル業界はマナーに厳しいか

ブライダル業界は、礼儀やマナーに非常に厳しいです。一生に一度の結婚式をサポートする職業であるからこそ、お客様への対応も高度なものが求められます。その際、礼儀やマナーがなっていないとお客様に不信感を与えてしまうこととなり、お客様から信頼をしてもらうことはできません。お客様からの信頼が最も大切な業界となるので、営業の人は特に礼儀やマナーが基本です。

入室する時の正しいお辞儀の仕方

ドアをノックする

入室の際には、ドアを3回ノックし、面接官から「どうぞ」と言われたら、「失礼します」と大きな声で言ってからドアを開けます。

部屋に入りドアを閉める

部屋に入ったらドアの方を向き、ドアを閉めます。その際、口角を上げるようにし、第一印象に気をつけましょう。

面接官の方を向きお辞儀をする

ドアを閉めたら、面接官の方を向き、30度の角度でお辞儀をします。お辞儀の前に「よろしくお願いします」と述べると好印象でしょう。

椅子の横に立つ

椅子の横まで歩き、椅子の横に立ちます。その際に、面接官から「お名前をお願いします」と言われたら、名前を述べ、「本日はよろしくお願いします」と述べます。その後、深いお辞儀である45度くらいのお辞儀をします。

着席をする

「お座りください」と言われたタイミングで、「失礼いたします」と言い、浅めのお辞儀である15度くらいのお辞儀をし、椅子に座ります。

退室する時の正しいお辞儀の仕方

椅子から立ってお礼

退室の際は、椅子から立ち上がり、「本日はありがとうございました」とお礼を述べた後、感謝の意味を込めて45度の深いお辞儀をします。

ドアの前でお辞儀

お辞儀をした後、ドアに向かって歩き、ドアの前で面接官の方へ向き、「失礼いたします」と言い、30〜45度の角度でお辞儀をしてから、ドアを開けて退室するようにします。

お辞儀の注意ポイント

お辞儀をする際には、必ず笑顔で、また頭を上げた時に面接官とのアイコンタクトを大切にしましょう。ブライダル業界は、第一印象が重要なので、お辞儀も綺麗に見えるように鏡の前で練習するようにしましょう。

まとめ

どのような人材が求められているか考えることによって、面接でどのようなことを意識すれば良いのかわかります。ブライダル業界では、礼儀やマナー、コミュニケーション能力などを特に大切にしています。話す内容はもちろん、表情や話し方を常に意識しましょう。また、ブライダル業界は、立ち居振る舞いもかなり重要です。面接の内容がいまひとつであったとしても、立ち居振る舞いが美しければ面接官の印象に残るでしょう。面接の基礎であるお辞儀は、家の鏡の前で練習してから面接に臨みましょう。