転職する時に大切なのは優先順位の付け方

現在の仕事に対して不満があったり、キャリアアップをしたいと考えているのなら、その希望を満たす条件が揃っている企業に転職したいと考えます。しかし、全ての希望が叶う転職先というのは中々みつからないものです。
そこで、考えなければいけないのが転職を考えた時の条件の優先順位決めです。必ず叶えたい希望がある場合はその条件を上位に、妥協できる条件は下位に考え、自分の中で順番を決めていきます。
順番を決めることで、不満を解消するために転職活動を始めたはずなのに希望が叶えられない企業に入社してしまったり、入社後に「こんなはずじゃなかった…」と入社してすぐ辞めたくなって、辛い思いをしてしまうことを避けることができます。

優先順位として考える項目（条件）とポイント

それでは、転職を考えた時に優先順位として考える項目をあげていきます。どの条件の希望を叶えたいかをこれを見て検討しましょう。

仕事内容

自分の担当している仕事内容を変えたい、また、自分の経験を活かしたい、もっと経験を積みたい、新しいことにチャレンジしたいと考えるなら、仕事内容を軸にしましょう。自分のやりたいことができるかを募集要項の仕事内容を見て判断します。
仕事内容によっては、経験者のみの募集しかおこなっていないこともあるので、未経験分野に挑戦したい場合は未経験者歓迎であったり、教育制度がある企業が望ましいです。仕事に対してやりがいを求めている人は優先順位の上位にすべき項目です。

収入

収入をあげたい場合、年収（年俸）、月収、賞与の金額が今より高いことが条件になります。給与が同等でも、特別手当があったり、インセンティブ制度があると全体の収入は変わってきます。
希望の年収（年俸）は必須条件だと思っている人は『最低〇〇万円以上、希望〇〇万円以上』と決めておき、さらに細かく『希望の月収は〇〇万円以上』や『賞与（ボーナス）は〇〇万円以上』など具体的な数字を決めておくと転職企業を探す時の参考になります。

就業環境や働き方

希望の勤務地がある場合、転勤がない、フレックス勤務OK、時短勤務OK、副業可能、テレワーク（リモートワーク）ができるなど就業環境が重視する場合はこの項目を確認しましょう。

休日休暇や勤務時間について

ライフワークバランスを大切にしたい方はこの項目は必須条件になるでしょう。休日（土日祝に休み、平日休み）、休暇（5日以上の連続休暇がとれる、有給消化率が高いなど）は応募条件で確認できます。定時退社できる（残業がない）、残業の有無は平均残業時間を見る必要がありますが実際はわかりません。転職エージェントなどを利用すると実際どうなのかがわかることが多いです。

福利厚生

退職金制度、年金制度（企業年金、確定拠出など）、社宅・家賃補助、育児・託児・介護支援制度など福利厚生の有無は企業によって大きく異なります。福利厚生が手厚い企業は募集要項などで大きく打ち出していることが多いです。

昇給、昇進

昇給、昇進ができる企業を希望する場合、評価制度が可視化されていてわかりやすくなっているかどうかをみましょう。また、人事制度は成果主義型なのか年功序列型なのか、異動を希望した時に制度があるのかなのも確認すべきポイントです。

会社組織や経営方針について

非上場企業から上場企業に転職したい、外資系企業に勤務したいなどの希望がある場合はこの項目を重視します。社員数や社員の定着率、管理職や役員の男女比率なども企業の組織を図るポイントになります。また、会社の経営方針や経営理念に共感したり、社風に憧れがあり、一緒に働きたいと思う社員がいる場合、この項目を優先的に見る点とします。

ブライダル業界に転職する時の優先順位の考え方

ブライダル業界でプランナーや営業職を希望する場合、休日（土日祝に休み、平日休み）などはほぼ変わりはありません。軸にする部分んとしては、会社の大きさや経営方針、ブライダルのどの分野に長けているか（海外ウェディング・ゲストハウス・和婚・オリジナルウェディングなど）が考えられます。また、昇給や昇進を望むのであれば、人事の評価制度が明確で、またその部分に力を入れている企業を選ぶとよいでしょう。社風が変わると一緒に働く同僚の雰囲気も全く変わってくるので、環境の変化が仕事に影響されやすい人は、しっかり考えて検討することがおすすめです。

まとめ

転職するうえで、自分の中の優先順位を決めることはとても大切です。優先順位を決めると、応募する企業も絞り込め、内定を複数もらった場合はどの企業を承諾するのかが明確になります。優先順位の上位である、自分が必ず叶えたい希望がある場合、それが叶う可能性があるかないかも企業研究の際に見極めましょう。比較しながら、今の会社で働き続けることも検討できるので、転職を考えはじめたら早い段階で、優先順位を決めることをおすすめします。転職活動がうまくいくか、いかないかを決める重要なポイントとなるので、軸をぶらさずにしっかり検討しましょう。