これからのウェディングプランナーのキャリアと働き方の多様性について考える
公開日 2020/02/14

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先日、フリープランナーをされている方と会って話してきたのですが、そこでこれからのウェディングプランナーの働き方についていろいろ考えることもあったので、今回はそのことについて書いてみようと思います。あまりまとまりのない感じに記事ですが、現役で働かれている方、これから目指す方にとって少しでも参考になればと思います。

一般的なウェディングプランナーのキャリア

新卒で入社する場合

新卒でブライダル企業に入ると、会社の規模にもよりますがまずは研修があり、研修後に事業所(結婚式場)に配属になります。分業制(新規と打合せが別々の担当になるスタイル)の会社の場合、新規プランナーのデビューは比較的早く、早い人だとGWに、そうでなくても6月の終わりくらいには1回は接客に出ることが多いです。打合せプランナーは秋の繁忙期の担当を持つところからスタートというケースが多いでしょう。一貫担当制の場合も同じくらいの時期から始まることが多いと思います。

このようにプランナー人生が始まり、何年かかけて経験を積みスキルを磨いていきます。複数店舗を運営している会社であれば事業所間の異動もあるでしょうし、新規⇔打合せの職種変更などもあるでしょう。メンバー→サブリーダー→リーダーなど一般社員階層の中でも役割期待が設定されるケースもあります。

中途で入社する場合

業界未経験から中途入社される場合は、前職での経験やスキルにもよりますが、まずはプランナーの基本所作やオペレーションをOJTで学ぶところから始まります。中途の場合はある程度即戦力を期待されますから、入社の初月からデビューすることも多いです。経験者の場合は、本当に入社週からデビューすることもありますね。

中途の場合はどのポジションを期待されての採用かにもよりますが、一般的にはまずはプレーヤーとしての活躍を期待されることが多いです。新卒と同じく1年~数年は結婚式場でプランナーとして経験を積み、ある程度の成果を残した後に管理職になるかどうか、というキャリア選択をすることになります。

管理職以上になった後

管理職になるタイミングでマネジメント層に進むかプレーヤーとしてのキャリアを続けるかを選択することが多いです。

これからのウェディングプランナーの働き方の多様性

こんな感じですね。左側の白文字の方がマネジメント層のキャリア、右側がプレーヤーとしてのキャリア。どちらを目指したいかは人それぞれでどちらが良いという話ではありません。

マネジメント層の責任範囲のイメージは下記の通りです。

  • マネージャ:新規や打合せなど、組織の最小単位の責任を持つ
  • ブライダルマネージャ:所属する結婚式場のブライダル部門の責任を持つ
  • 支配人:レストランや宿泊、法人宴会などその結婚式場で運営しているサービスの全責任を持つ

会社によるので一概には言えませんが、一般職レイヤーを5年~7年経験した後の選択となることが多い気がします。

現状のウェディングプランナーのキャリアの課題

と、上記のようなキャリアが一般的だとしたときにいくつか課題があると思っています。

1.キャリア選択のタイミングとライフイベントが重なる

専門学校卒だと20歳で入社、四大卒だと22歳で入社、約7年ほどプランナー経験を積んでキャリアについて選択するタイミングは30歳前後のことが多いのです。ブライダルは女性が多い職場なのでちょうどこの年齢の時に結婚や出産と重なることが少なくありません。そのため、純粋にキャリアをどうしていくかだけを考えるわけではなく、様々な要素と絡めながらキャリア選択をしていくことが必要になります。

2.プレーヤールートだと給料が頭打ちになる

会社によって違いはあるものの、給与レンジはマネージャや支配人になるほど高くなっていきますが、プランナーとしての仕事をしている間は同じように上がってはいかないことが多いです。インセンティブがついていたりはするものの、どんなに活躍しても高い成果を出しても支配人よりプランナーの給与が高いということは稀でしょう。マネジメント層とプレーヤー層の希望によってのルートはあるものの、実質的に給与面で大きな差があるというのも課題の1つだと思います。

3.マネジメント層に進むとお客様と接客する機会が減る

では給与などの条件を上げるためにマネジメント層に進むか?と考えると、マネージャや支配人になるとほとんどお客様と接する機会はなくなります。あるとしてもクレーム対応時くらいでしょう。もう年々も接客してきたからお腹いっぱい、、、という方はそれでもいいのですが、もともと新郎新婦を幸せにしたいと思って飛び込んだブライダル業界で接客をすることがないというのは希望と違うなぁと感じる方は給与とやりがいの両立が難しいと言えます。

4.復帰するときの採用ポジションが少ない

産休や育休、もう少し長い期間を経て子育てが落ち着いてから復帰するときのポジションがほとんどないのも課題の1つです。保育園に預けているとどうしても土日の出勤が難しくなりますし、子育てが終わってからだと土日フルで入るのは体力的に厳しくて…というケースも多いです。となったときに10年くらいブライダルを経験したものの、その経験値やスキルを活かして活躍できるフィールドが現状は少ないのです。

これからのウェディングプランナーの働き方

上記のような課題があり、個人的にはプランナーとして活躍できる人材を業界全体でフルで活かせてはいないと感じています。もっとマクロな視点で考えると働き改革や副業解禁などもあり、遅かれ早かれブライダル業界にもこの流れはやってくるのではないかと思います。そうなったときにどんな働き方があるでしょうか?

①結婚式場に所属する

結婚式場を運営している企業に雇用され、配属先が結婚式場というスタイルです。これまでの主流の働き方ですね。

ブライダル未経験の方や新卒の方がまずプランナーとして働くのであれば、オペレーションやノウハウが確立されているので結婚式場勤務はいいと思います。ただ、ある程度経験を積んだ方でマネジメントを目指していない方や、育休や子育てからの復帰でフルで働くのは少し難しいという方は働き方がジャストフィットしているとは言い難いところではあります。

②ウェディングプロデュース企業に所属する

自社で結婚式場を持たないウェディングプロデュース専門の企業も最近は増えてきています。その企業に雇用され、ウェディングプロデュース業務を行うというスタイルです。

企業に雇用されるという点では結婚式場と同じですが、一般的な結婚式場のプロデュースと比べて自由度が高く提案の幅が非常に広いことが多いので、結婚式場でプランナーを経験した後にもっと新しいことに挑戦したい、という方にはオススメです。

逆にブライダル未経験の方や新卒の方の場合だと、決まった型がないので最初は非常に苦労するかもしれません。会場×コンセプト×コンテンツでお客様ごとに最適な提案をするのは思っている以上にハードなことです。

③独立して個人で直接お客様を受注する

これまでのいわゆるフリープランナーの働き方です。どこの企業にも所属せず、独立してウェディングプランナーとして生計を立てているスタイルです。

個人事業主という点でこれまでの2つをは大きく異なります。自分の思い描く結婚式をそのまま自由に表現できるので、非常にやりがいを感じられる働き方だと言えます。また、うまくサービスが立ち上がれば収入も自分で決められるので雇用されているときよりも大きく増やすことも可能です。

一方、集客や契約、請求、支払処理、社会保険、確定申告など、プロデュース以外でやらなければいけないことが膨大ですし、売上がそのまま自身の収入になるので売上が見込めないと無収入になるリスクもあるので、いいことばかりではありません。その点で覚悟が必要です。

④独立して個人として企業と業務委託契約を結ぶ​

個人的に最近増えてきていると思うフリープランナーの働き方で、私の知り合いでも多いです。どこの企業にも所属していないのですが、自分で集客するのではなく結婚式場や企業の案件外注を業務委託契約などで受けることで生計を立てているスタイルです。担当1組当たり7~8万円、新規接客で1成約当たり5~10万円くらいが相場だと思います。

個人事業主という点では先ほどと同じですが、集客を自分では行わないため、売上としては安定しやすくまた業務も基本的には指示されることが多いです。その分、プロデュースの自由度は低いですがある程度プランナー経験のある方であればそこまで壮絶に大変ということもないでしょう。

個人的には今後一番増えていくんじゃないかなと思っている働き方です。プランナーを採用して固定費を増やしたくない結婚式場側の思惑と、自分のペースを維持して働きたいプランナー側の思惑が合致しているからです。

これからのウェディングプランナーの働き方の多様性についてまとめ

現状の課題からこれからの働き方について書いてみましたが、今回の記事で書いたどの働き方が上か下かいう話ではなく、どれも一長一短だと思います。その働き方が出来る人もいれば出来ない人もいるでしょう。ただ、「こういった選択肢があるよ」ということを現役プランナーやこれからプランナーになりたい人はその選択肢としてきちんと知っておくことが大事だと思います。

所属している結婚式場の運営企業が提唱しているプランナーのキャリアパスはあくまで「その企業で働くことを前提としたキャリアパス」なので、ウェディングプランナーそのもののキャリアパスではありません。キャリアや働き方というテーマはこうしたら絶対にいい!という正解がある話ではないですが、大まかでも長期的にどのような働き方があるのか、これを知っておくだけでも今できることが大きく変わってくるはずだと私は思います。

今回の記事が少しでも参考なると嬉しいです。

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