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ウェディングプランナーのおすすめの転職方法を解説!キャリアを活かして同業他者へ? 人生方向転換で異業種へ?

公開日 2021/11/10
ウェディングプランナーのおすすめの転職方法を解説!キャリアを活かして同業他者へ? 人生方向転換で異業種へ?

ウェディングプランナーが仕事で成長や環境の変化を希望する場合、簡単に環境を変え自身の成長を促したい場合転職が最も近道にも考えられますが、本当に幸せになれる転職活動のやり方は、企業があなたを選ぶのではなく、「企業をあなたが選ぶ」というスタンスに立つことで大きく変わります。自身がどのような方向で成長したいか、またどんな将来を思い描いているかによって「転職」「キャリアアップ」「スキルアップ」のどれを選択するか、冷静に見極めましょう。その手助けとなる自己分析&企業研究を仕事をしながら効率よく進めるために、転職エージェントを利用する方法をご紹介します。あたなの人生はあなたが選ぶのです。

ウェディングプランナーの経歴で得られるスキルと活かしやすい異業種は?

ブライダル業界の特異性から異業種に転職する場合、即戦力人材として経験を活かすことは難しい傾向で、「未経験」からの出発になります。
しかしスキルアップの方法として、ブライダル業界から他業種・他業界への転職を一つの選択肢として考える人もいます。
職場によって求められるスキルが異なってくるので、今まで違う経験を積んでスキルアップをし、その後のキャリアにつなげるという考え方です。
そのため、いきなり異業種に転職するのではなく、在職中に社内の広報、マーケティング、人事といった他部署に移動を志願し、一定の経験を積んだのち、転職や独立をして活躍される方も多い傾向です。
また、ウェディングプランナーの経験で特に注目されるのは、顧客への営業力と扱う商材の単価が高いという特徴です。そのため、ウェディングプランナーの経験は営業系の職種には非常に有利であり、実際にウェディングプランナーから他業種の営業として転職する方は多いでのす。
ウェディングプランナーで身につくスキルと活かせる転職先の例を解説します。

スキル1:礼儀作法やマナーに詳しくなる

日常生活において、学ぶ機会のないような礼儀作法や結婚式特有のマナーについての知識が身につくのは、プランナー職のメリットとも言えるでしょう。
ウェディングプランナーは、結婚式と言うフォーマルな場面に合った礼儀正しい言葉遣いや所作を身に着けられるため、この点がその後の転職において有利になることはとても多いです。

→活かせる職業
…マナー講師、ホテルやレストランなど他業種の接客業、受付など

スキル2:人生における重要なイベントに関わることで責任感が身につく

結婚式は総額にして数百万円という高額商品でもあり、お客様にとっては一生に一度の重要イベントです。ブライダル業界以外でこれほどまでに高額でかつ重要度の高い商品に関わる機会のある仕事は滅多にありません。
プレッシャーに負けず最高の商品を形にする強い責任感が身につきます。ブライダル業界卒が他業種に転職する際にはこの点が強力なアピールポイントにもなります。

→活かせる職業
…無形商材(サービスや情報、金融商品の他、人材派遣や人材教育)の営業職、高単価商材を扱う営業職など

スキル3高いコミュニケーション能力が身につく

結婚式はウェディングプランナーだけで作り上げられるものではありません。衣裳店や音響会社、写真撮影会社や司会者など、さまざまな分野のエキスパートと一緒に作り上げていくものです。
このように、多くの人たちと関わるウェディングプランナーには、高いコミュニケーション能力が求められます。これもまたプランナーの経験を通して得られるスキルのひとつと言えるでしょう。

→活かせる職業
…保育士や教師、FP(ファイナンシャルプランナー)など

ウェディングプランナーの経験で得たスキルは同業種の転職活動で活かせる?

ウェディングプランナーはコミュニケーション力やチームワーク力が求められ、マナーや結婚式の知識だけでなく、幅広いエンターテイメントへの知識も求められ、非常に幅広い知識と専門的な経験が特に重宝される独特な職業です。
そのため、ウェディング業界のなかでの専門性を高めスキルアップしたい、同業他社に転職したい、または独立したいと考えるなら、それまでの経験をあますことなく活かした転職活動が期待でき、自身の給料アップや、将来への目標に向けた力強い後押しとなります。
同業他社に転職すると「心機一転フレッシュな気持ちで頑張れる」「多くの式場を知ることで経験値が上がる」「現職と違うステップアップが期待できる」といったメリットが期待できるでしょう。

同業他社へ転職前に安易な転職が招くデメリットも確認しておく

転職しようと決めてしまうとつい転職先の企業に意識が向いてしまい、今抱えている業務がおろそかになりがちです。プランナーの仕事は、お客様の一生に一度の大切なイベント「結婚式」に関わるため、責任を持って最後まで仕事をやり抜く必要があります。
また、繁忙期と言われる時期や、新規受注の取り込みに注力する商戦期直前の退職は、前職で遺恨を残すケースもあり、特殊な業界で話題が伝わる恐れもあるたる慎重に見極めましょう。
経験やスキルを持った上の転職になるため、「給与面や諸待遇」が良くなると思われがちですが、事前に給与や待遇に関する話をきちんと済ませておく必要があり、焦って安易に転職した結果、確認不足で年収が下がってしまう恐れもあります。
特に、勤続1年未満の転職はイメージダウンに繋がりやすく「もしかすると仕事が続きにくい人なのではないか」と採用担当者が疑念を抱き、なかなか内定が出ないケースもあります。

ブライダル業界でのスキルアップなら資格取得も視野に

キャリアアップを目指すなら昇進や転職だけでなく、ブライダル業界で結婚式を作るために必要な知識を深く学んで資格を取得したり、ウェディングプランナー以外で重要な職種の勉強をする方法もあります。自分のキャリアプランや理想とするクリエイターやプロデューサーの姿を思い描き、目標を定めてスキルアップに役立ててください。

ウエディングプランナーの資格

ウエディングプランナーの場合、ABC協会が認定する「ブライダルプランナー検定1級、2級」、日本ブライダル事業振興会(BIA)認定の「BIAブライダル・コーディネーター」があります。スキルアップをして就職を有利に進めたい方、またはブライダル業界で長く活躍したい方は、より仕事に役立てられるこれらの資格取得を目指すのもおすすめです。

ブライダルアテンダーの資格

豊富な知識と経験が必要な仕事なので、「アシスタント・ブライダル・コーディネーター(ABC)検定」や「マナー・プロトコール検定」、「サービス接遇検定」などの資格を目指してスキルアップを図るブライダルアテンダーの数も増えています。
ウエディングプランナーとして経験を積んでから、ブライダルアテンダーの職に就く方も多い傾向です。そのため、経験者が優遇されやすいといった傾向もみられます。

ヘアメイクアーティストの資格

ブライダル業界で活躍するヘアメイクアーティストは、ヘアメイクに限らず幅広い分野の専門スキルが求められます。
メイクやヘアアレンジは流行もありますので、流行のファッションや色、ヘアスタイルなど、美容に関するアンテナを常に立てて、新しいことを学び続ける姿勢が必要です。実力をアピールする資格としては、「日本メイクアップ技術検定」や「IBF国際メイクアップアーティスト認定試験」などの民間のメイク資格があります。実はよりお客様の要望を満足させたいという思いや、自身のスキルアップのために、ウェディングプランナーと並行して学美を深める方も多くいます。

フラワーコーディネーターの資格

ブライダル業界で活躍するフラワーコーディネーターの仕事は、花や植物についての深い知識や芸術的な高いセンスが必要とされます。結婚式会場のプロデュースに装花や装飾のデコレーションを重視する傾向は年々強まっており、自身で納得のいくプロデュースをしたいウェディングプランナーが自ら学ぶケースも見られます。
中央職業能力開発協会が定める国家資格、技能検定制度の一種で、フラワー装飾に関する学科および実技試験に合格した人は「フラワー装飾技能士資格」を取得できます。
また色彩について学んでいる人、コーディネーターやデザイナーを目指す人、色彩について興味のある人のための資格「色彩士検定2・3級」を併せて取得する方も多いでしょう。

ウェディングプランナーの転職活動で最も重要なのは「自己分析」と「企業研究」

ウェディングプランナーの転職活動で最も重要なのは「自己分析」と「企業研究」

今まで説明した通り、ウェディングプランナーの仕事をしながら自分の将来を見据え、キャリアやスキルを培う方法を選択するためには、さまざまな方法があります。
どの方法を取るか正しい選択するために、また自分が転職戦線においてどの程度必要とされている人材とスキルがあるかを冷静に見極めるためには「自己分析」と「企業研究(情報収集)」が非常に重要になるのです。

転職活動に必須の自己分析のやり方

転職活動を始める際、まずは自己分析を行います。自己分析は、自分が転職によって実現したいことは何かを明確にするとともに、自分の強みや弱み、自分にはどんな仕事が向いているのかといったことを自己認識するためのものです。
この作業は、自分に合う仕事を見つけるためにも、効果的な自己アピールを作り上げるためにも欠かすことができないものですが、自分の強みや弱み、短所と長所、仕事で得たスキル…といった膨大な人生の棚卸をおこなうには、まとまった時間や、適切なアドバイスができる第三者との対話が必要です。

転職活動を成功させる企業研究&情報収集のやり方

じっくりとおこなった自己分析に基づき、選択した興味のある業界や分野の求人情報を集め、業界の特徴や将来性、どの企業が良さそうかなどを比較・検討します。
企業の情報インターネットや「会社四季報」などで情報を集めるほか、可能なら実際にその業界で働く人の話を聞いてみるのもおすすめです。
ただし、現在ではインターネットや書籍でさまざまな情報が溢れているため、自分の転職活動に必要がどれか取捨選択するだけでも時間がかかるでしょう。そこでまずは転職活動を支援するサービスから、自分に合っていると転職のプロが診断した情報を得ることから始めるのもおすすめです。

ウェディングプランナーは在職しながら転職活動は可能?上手なやり方はある?

ブライダル業界は、ウェディングプランナーをはじめ、様々な職種で転職や離職する確率が高い業界です。しかし、業界の特異性が高いことや、激務でなかなか自分の時間が取れない、まとまった休みがないといった理由から、「自己分析」と「企業研究」の時間が作れず、見切り発車で転職活動に失敗してしまうケースや、当初自分が希望するキャリアアップとは違う結果や方向になるケースもしばしばです。
そこで、ウェディングプランナーが転職を見据えたり、自分のスキルやキャリアについて冷静に考えたい場合には、「転職エージェント」または「転職サイト」を利用するのが一般的です。

転職エージェントとは

転職エージェントは、仕事を探したい人と、人材を探す企業の橋渡しをするサービスのひとつです。登録し、キャリアカウンセリングを申し込むと、一人ひとりにキャリアカウンセラー・コンサルタントが個別につき、求人紹介をメインに、転職書類の添削や志望動機の考案、面接の練習など自分に合ったサービスを提供してくれます。転職エージェントが提供するこれらのサービスは、基本的にすべて無料で利用できます。

転職サイトとは

転職サイトは、会員登録を済ませることで、Webサイトに登録されている数多くの求人から、あなたが興味のある求人に自由に応募できる機能を持ったサービスです。
それぞれの求人に応募フォームが設けられており、志望動機や自己PRを記入し送信することで、企業に直接応募できます。また、お気に入り登録機能や、求人比較機能、適職診断サービスなど、転職や自己分析に役立つ多くのコンテンツが用意されています。

ウェディングプランナーが転職する際には業界に特化した転職エージェントを選ぼう

転職エージェントも、転職サービスもどちらもすべて無料で利用できますが、「目的」の違いでサービスを使い分けたり、あるいは同時並行で転職を進めたりすることもできます。
ウェディングプランナーの場合、ある程度転職が視野に入ったら、まずは転職エージェントを使う方法が一般的です。
激務で時間がとれないからこそ、限られた時間を転職活動のために、自分のスケジュールに合わせて個別にタスクマネンジメントしてくれ、適切な情報収集まで行ってくれます。
転職活動期間は早くで3カ月、時間がかかるひとは半年から1年ほどかかる場合もあるため、少しでも興味が湧いたらまずは面談だけでも開始して、自己分析から開始するのも良いでしょう。

転職エージェント選びは慎重に

一言に転職エージェントと言っても様々な業界を幅広く扱う大手のエージェントもあれば、特定の業界や職種を特化して扱う専門エージェントもあります。
特にブライダル業界は、特殊な業界性のため、エージェント選びが難しい場合や、自分にあうエージェント選びに苦労する場合もあるのです。
例えば大手エージェントは、幅広い情報収集力や異業種への転職に一見強そうですが、転職を応援してくれるキャリアカウンセラーが、ウェディング業界について、必ずしも知識があるとは限らないため、人によっては、自分の仕事内容について一から説明しなければならない場合や、自分のスキルや強みをなかなか理解してもらえず、自分が希望する業種や企業を紹介してもらえないケースも。

ブライダル業界に特化した、または詳しいエージェント選びが成功への鍵

大手と業界特化型、どちらも一長一短があるので一概には言えませんが、ブライダル業界への転職を目指すのであればブライダル業界特化の転職エージェントを使うのもオススメの方法の1つです。
業界に特化したエージェントでは、ブライダル業界経験者による専門性の高い転職支援を提供していることが特徴です。同業他社への転職が強いことはもとより、異業種への転職、スキルアップ、キャリアアップを希望する場合にも、ブライダル業界で培った自分の強みやスキルがどのように役立てられるのか、きめ細やかなヒアリングと面談で自己分析や応募書類作りに役立つでしょう。

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Wedding Me Career編集部
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