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挙式・披露宴進行表とは

ブライダル・コーディネーターにとって、最も重要であり、かつ難しい仕事の1つに『挙式・披露宴進行表』の作成があります。これは、時間と進行内容、場所、留意事項などを一覧にしたもので、非常に重要な業務です。そのため会場ごとに様々な工夫がなされ、書式もいろいろなタイプがあります。ここでは、進行表のつくり方と考え方について解説し、サンプルとなる事例を紹介します。

進行表作成の考え方

新郎新婦の来館から、挙式・披露宴の本番を経て、新郎新婦が退館するまでのすべての動きを記したものが、挙式・披露宴進行表です。親族の来館時刻やスタジオ記念撮影、挙式リハーサルなどの開始時刻、披露宴のプログラムの進行予定など、ブライダルの流れの詳細とそれぞれの場所、司式者や受付担当者、祝辞をもらう来賓名なども記載して、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」するか、誰が見てもわかるように作成することが重要です。

挙式進行表は、開始時刻と終了時間を明記し、挙式開始時刻までに参列者が入場するように作成します。挙式会場と披露宴会場が同じ館内にある場合は移動時間が比較的計りやすいのですが、フラワーシャワーやバルーンリリースなどの挙式演出をする場合はあらかじめ進行表を調整しておく必要があります。

また、ブライダルでは外式といって、挙式を提携先など外部のチャペルや教会、神社などで行う場合もあり、その場合は新郎新婦が1度来館して衣装に着替え、ヘアメイクをしたあと車で外式の挙式会場へ移動し、式のあと再び戻ってくるという方法をとることがほとんどです。会場と挙式会場の距離、道路の混雑状況などを見極め、新郎新婦の休憩時間なども考慮に入れて、披露宴開始時刻が遅れないよう進行表を考える必要があります。

挙式・披露宴進行表の事例

1. 会場内挙式→会場内披露宴の場合

当日は花嫁の来館時間が最も早く、通常挙式の約2時間半～約3時間前に来館をお願いします。親族集合写真は、会場によって親族紹介のあとすぐに撮影する場合と、挙式後に撮影する場合などがあり、人数や撮影場所、移動距離などに応じて判断します。披露宴時間については、会場により異なるが約2時間～2時間半が目安となります。挙式と披露宴の間に、カクテルなどの飲物を供する「プレパーティ」を入れることもあります。カップルの希望を取り入れつつ、現実的な時間配分をすることが進行表作成のポイントです。
挙式・披露宴進行表は会場によっていろいろなパターンがあるため、一概にはいえませんが、一例を紹介します。

2. 外式→会場内披露宴の場合

外式の場合は移動時間があるので、先述した通り進行表の作成には注意が必要です。ここでは、新郎新婦が1度来館し、支度をしたあと外部のチャペル挙式を行い、会場に戻って披露宴を開く事例を紹介します。あくまで一例のため、外式の挙式会場と事前によく相談しておくことが大切です。

会場内挙式・会場内披露宴の進行表の一例

外式・会場内披露宴の進行表の一例

まとめ

今回の『挙式・披露宴進行表の作成の仕方』では、すべての総仕上げとなる、結婚式・披露宴当日のコーディネーターの当日の役割とサービス業務にはどんなものがあるかと、挙式・披露宴の進行例の書き方について書きました。

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