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【転職成功例レポート②ドレスコーディネーターの場合】キャリア年数も実績も少ない第二新卒…心強い味方のアドバイスと後押しが「転職成功の秘訣」

公開日 2022/01/14
【転職成功例レポート②ドレスコーディネーターの場合】キャリア年数も実績も少ない第二新卒…心強い味方のアドバイスと後押しが「転職成功の秘訣」

転職した方たちの体験談から、リアルな成功の秘訣や転職の裏話を公開!ブライダル業界の業界特化型転職エージェント『Wedding Me Career』を利用した方の中から、リアルな体験談と、転職成功のための秘訣をとことん聞き出すインタビュー連載。2人目はブライダル専門学校を卒業してすぐ、地元秋田県の専門結婚式場に就職したK.Kさん(22歳)。ドレススタイリストとして「もっと上を目指したい」と目標が見えた矢先にコロナ禍が直撃。前職の職場では未来がまったく見えなくなるなか、自分を奮い起こす契機として転職エージェントに登録・面談を行ったのが人生の契機に。第二新卒が転職する際に不安になる「職歴・キャリアの薄さ」をどうカバーして成功につなげたか、詳しく伺いました。


【K.Kさん(22歳)のプロフィール】
ブライダル業界歴:約2年(新卒入社で初めての転職)
ブライダル業界の職種:ドレススタイリスト兼ヘアメイク


ブライダル専門学校卒業後、秋田の結婚式専門会場に就職。
当初ウェディングプランナー希望だったが、衣裳部門に配属。平均1年4か月かかる研修期間をわずか10カ月でテストクリアし、異例の最速ヘアメイクデビューに。その年の社内の最優秀新人賞を受賞した。
ドレススタイリスト兼ヘアメイクとして、 おふたりの衣裳に関する相談からヘアメイク・当日のアテンドといった業務以外にも、会場イベントを企画しリーダーとして積極的に営業販売にも携わる。
ドレスとヘアメイクのトータルコーディネートの業務をより深く突き詰めたいと思っていた折にコロナ禍が直撃。2020年夏から会場が休館となり正社員も休業&減給に。
クオリティの高い商材を取り扱いしたい、自信をもって花嫁を全力で美しくする提案をしたいという希望から休職期間中を転職活動期間として『Wedding Me Career』へ登録。
転職活動を経て、現在は都内の人気インポートセレクトショップにて、ドレスコーディネーターとして転職した。

第二新卒の「初めての転職」…きっかけはコロナ禍。自分を見直しする期間に

第二新卒の「初めての転職」…きっかけはコロナ禍。自分を見直しする期間に

ーーK.Kさんは、今回が初めての転職となります。まずは転職活動の感想を教えてください。

【K.Kさん】結果として転職して本当によかったです。
転職を頭の片隅では考えながらも、最初の一歩がなかなか踏み出せなかった状態だったので…。
「いまの会社で将来働いている姿が見えない、もう目標が見えない」と思いながらも、日々の忙しさに言い出せないままでした。

転職の大きなきっかけは、前職である秋田の結婚式場がコロナで休館になり、大きく減給になってしまったためです。私は一人暮らしをしていたため、休職による減給は非常に厳しい状況に追い込まれました。
ですが、将来の目標やこの業界でやりたい仕事が明確になってきたタイミングもあって、将来について目標を持ちたくなったのです。
「自分の扱う商材に自信がもてない。もっと自信のある商材を揃える衣裳部門で働きたい」
…転職に動くなら、今しかないと思いました。

ーー前職の会場だけでなく、コロナ禍でブライダル業界は転職するにはかなり厳しい状況だったでしょう。K.Kさんはまだ第二新卒です。他業種、異業種に転職するという方法もあったはずですが、ブライダル業界を諦めなかった、辞めなかった理由とは?

【K.Kさん】コロナ禍という状況で、ブライダル業界が厳しい状況とは分かってはいたものの、異業種への転職は考えていませんでした。
ただ、転職に関してはどうしても譲れない条件があり、私自身がドレがス大好きなので、どうしてもドレスに特化したサービスの会社や企業に行きたかったのです。
他の転職の条件で、例えば給料の条件に関しては、私はブライダル業界が大好きなので、最悪、前職のコロナ禍前の給料より減給にならなければいいな…ぐらいです。

ーー実際に転職してみて、自身の現在の働き方に対する満足度は上がりましたか?

【K.Kさん】転職しての現職は、インポートのドレスや小物を取り扱うセレクトのドレスショップのドレスコーディネーターです。実は、以前から会社のInstagramを登録して情報をチェックしているほど、憧れの会社でした。
ドレスの良さを分かっている人に、自分が本当に良いと思っているドレスを勧めたかったのが転職の大きな動機なので、今の職場に満足しています。

前職で就職した際、本当はドレス職ではなくウェディングプランナー志望でしたが、ドレス部門に引き抜かれての配属でした。しかし、先輩の教えを受け業務にいそしむうちに、ドレス、ヘアメイクの良さに気づいてハマり、大好きになったからこそ、今の環境に満足いかなくなったという経緯があります。
専門会場だったので品揃えは提携の国内衣裳店の商材が入っており、ドレスのクオリティの高さやバリエーションに乏しく、クオリティで納得のいかないドレスや明らかに似合っていないドレスを花嫁にお勧めするのが本当につらかったです。

第二新卒の「不安」…キャリアの少なさはエージェントの後押しがカバーしてくれた

ーーK.Kさんは初めての転職活動であるにも関わらず、転職活動を始めすぐにエージェントを利用されています。その理由は?

【K.Kさん】実は転職に悩んで、どう活動を始めるべきか、以前学んでいたブライダル専門学校の先生に相談したのです。その方は新卒就職の際にも就職活動指導をしてくれた方でした。
先生に相談した際に、転職エージェントについて教えてもらい、ブライダル業界の転職に特化している『Wedding Me Career』の利用を提案してもらいました。

ーー話を聞いていると、初めての転職にも関わらず、転職の動機がポジティブで目標が非常に明確です。今回の転職の際に、自身の働き方や目標で大切にしてきた『軸』や『譲れないポイント』『目標』は当初からあったのでしようか?。

【K.Kさん】実は…最初からここまで明確にいえたわけではなく、先生に相談した際には、自分のいまよりひとつ上に行きたいというぼんやりした思いでした。ただ「とりあえす転職したい、どこでもいい」わけではなかったです。
『Wedding Me Career』の転職アドバイザーと面談を重ね、転職の動機や譲れない条件を一つひとつ言葉にして確認すると、ぼんやりしていた「自分のやりたいこと」や「目標」がより明確になっていきました。

ーー今回初めて転職エージェントを、『Wedding Me Career』を利用した感想はいかがでしたか?

【K.Kさん】私はずっと、転職活動とはハローワークに通って求人案件を紹介してもらったり、企業情報を調べたり、応募書類を会社ごとに作成したり…もっと時間も手間がかかり大変だろうと思っていました。
ところが、転職エージェントのアドバイザーが、これらのすべてを代行し、とてもスムーズに円滑に進めてくれたんです。

書類作成も相談にのってくれ、2年間の自分のキャリアや経歴をアピールできるようまとめてくれました。専門学校でも履歴書の書き方は相談していたのですが、より自分のキャリアを活かした書き方をアドバイスしてくれましたね。
また、自分が応募企業とやりとりしなければいけないをすべて…面接日程調整、相手との交渉、応募書類送付といったタスクを、アドバイザーが仲介し代行してくれるんです。
今回私は休職期間中でしたが、もし通常通り業務に追われながらの転職活動だったとしたら、サポートとしてさらに非常に強いと感じました。

『Wedding Me Career』が提案してくれた求人案件については、コロナ禍で大変厳しい業界状況のなか、納得のいく案件はありましたか?

ーー『Wedding Me Career』が提案してくれた求人案件については、コロナ禍で大変厳しい業界状況のなか、納得のいく案件はありましたか?

【K.Kさん】先ほど、「転職した現在の会社のInstagramをずっと前から憧れでフォローしていた」とお話しました。実は、私が転職を考えたタイミングで、ちょうど求人募集が開始しているのを、『Wedding Me Career』に相談する前に、チェックしていたのです。
ところが、募集条件は「ドレスコーディネーター歴5年以上」で、私のキャリアでは半分も満たしていませんでした。

完全に諦めていて、担当アドバイザーとの面談の際には「ここに行きたい」とは言わず、私の希望条件のみを伝えてみたんです。
すると、面談から後日「この会社はどうでしょう?」とアドバイザーが提案してくれたのが、まさかのその会社でした。

ーーなんと…応募に最大のネックとなっていた「ドレスコーディネーター歴5年以上」の条件は大丈夫だったのでしょうか?

【K.Kさん】通常通り応募したら、書類審査で落とされていたでしょう。
担当アドバイザーが直接応募書類を持参し、直接第三者の目線で相手の会社に良さを伝えてもらったために「ドレスコーディネーター歴5年以上」の審査条件を例外的にクリアし、面接に進めました。

応募書類だけでなく、とても心強くうれしかったのは面接後です。
面接が終わってすぐに「面接はどうでしたか?」とアドバイザーが電話をくれて、状況をヒアリングしていただきました。
その場で自分が面接では緊張して上手くいえなかったこと、伝えきれなかったこと、アピールできなかったことをアドバイザーがまとめ、後から会社の採用担当者に伝えてくれて…「第三者目線」の推しがすごく心強くて、こんなにも担当者の心を動かせるのかと思いました。
私は自己アピールが本当に苦手で、うまく言葉で伝えられなかったのが、アドバイザーの一押しによって、採用側の印象が変わった手ごたえがありました。

ーーなるほど…それは非常に心強いフォローですね。今回、K.Kさん自身の転職が成功した理由をどのように分析していますか?

【K.Kさん】一番は支えてくれた転職エージェントのアドバイザーの手厚いフォローです。こんなにも応援してもらえるのかと、転職の励みになりました。
また、私の性格や目標に合わせた求人案件選びも的確でした。目指す業界ジャンルや業種にもよると思いますが、私にとっては、応募先が大手ではない少人数精鋭の会社だったからこそ、経歴の長さやスキルだけではない、自分の素の部分や人柄を見てもらえたと感じました。

コロナ禍で求人案件の数や応募条件が厳しくなっているなかで、キャリアや学歴がないと転職は厳しいと思って不安でした。「第二新卒枠」とはいえ、ドレスコーディネーターという職種的には、転職するにはキャリアがまだ薄かったからです。エージェントの後押しがなければ転職は難しい状況だと考えています。
自分について本当に知りたいと思ってくれた、信頼おけるエージェントに出会えたのが、成功の大きな要因だと考えています。

第二新卒の「転職のその後」…転職後に得たスキル&キャリアアップの手ごたえ

第二新卒の「転職のその後」…転職後に得たスキル&キャリアアップの手ごたえ

ーー転職に成功したからといって「めでたしめでたし」ではなく、転職した先での「その後」はいかがでしょうか。1社目と2社目で感じた自身の成長や環境の差について聞きたいです。

【K.Kさん】転職により、以前と仕事の内容が大きく変わりました。取り扱うドレスの商材も大きく変わりました。何より、今まで待ちの姿勢だった専門会場から、自分からお客様を勝ち取りに行く路面店に環境ががらりと変化しました。
ドレス専門のセレクトショップでは、ドレスコーディネータとして接客力だけでなく、営業力も求められる職場です。
いま、自分でお客様を獲得する力が必要とされています。スキルとともに自分の人間的な魅力を高め、お客様の心を掴み、ファンとしてリピートしてもらう力をつける新たな目標ができました。

ーー転職条件では人間関係も重視されていましたが、そのあたりはいかがでしたか?

【K.Kさん】前の会社では年の近い先輩からゼロから教えてもらう環境で、ある意味で先輩に守られていました。
いまの会社は自分以外、全員30代以上でベテラン揃いの少人数精鋭です。「まずはやってみる」状況で、転職後入社3カ月でスタイリストとして、すぐ現場に出て学びました。
また、先輩の支持を待つのではなく、自分から考え行動する場面が非常に多い環境です。自分の行動でやりたい方向を話して、困ったら先輩に相談し判断してもらう場面もありますが、あくまで仕事の主導権は自分にあり、任せてもらえるのが嬉しいです。
人間関係は年上で余裕のあるベテランばかりなので、ありがたいことに妹のように可愛がってもらっています。年の差関係なくフォローしてくれる偉大な先輩たちで、何かあったら相談しやすい環境なので、とても助けられています。

ーー今後ブライダル業界で転職を考えている方たちへ、K.Kさんからメッセージをお願いします。

【K.Kさん】地方から関東や都心に出て転職したいと考えている方には、特に転職エージェントの利用はおすすめです。
自分の転職条件の希望・地方から都内に出ての生活や給与面への不安など、応募企業の採用担当者には直接言いづらい内容も、まずはエージェントが間に入ってくれるため、本音で相談ができます。

ブライダル業界は広いものの、キャリア重視の側面も強く、表に出ている求人案件の応募条件では、私のように第二新卒では、学歴やキャリアがないと書類審査が通らないケースも多いでしょう。
でも、私はとても心強い転職エージェントに出会えたおかけで、希望の職に就けました。
ブライダル業界の転職活動をひとりで戦うのは難しい状況です。だからこそ、信頼のおける誰かに相談し、助力をお願いするのもひとつの戦い方であると思っています。

Wedding Me Career

Wedding Me Career編集部
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