ブライダル業界が求めている人材像

ブライダル業界が求めている人材像は、相手の気持ちを考えて行動することができる人、柔軟性がある人、プレゼン能力がある人などがよく挙げられます。これは仕事の中でこれらの能力がかなり必要となるからです。お客様の挙式の企画をするには相手に喜んでもらいたいという思いがなければ出来ません。また、お客様が提案する企画に対して柔軟に対応しなければなりません。企画をお客様に提案する際にプレゼン能力も必要とされます。また、お客様と多く接するため、コミュニケーション能力が必須と言えるでしょう。

なぜ面接で短所を聞くの？その理由とは

面接で短所を聞く理由は、自分のことを把握できているか、短所を克服しようと努力しているか、社風や職種適性にマッチしているか理解するためです。短所で致命的なものがないかや短所と向き合っているか確認するために面接で短所を聞いています。

自社の社風と合っているか確認するため

面接で短所を聞くことによって、業界にとって致命的な短所がないか、会社が大切とする能力が欠けていないか確認することができます。会社が大切にしていることが、何でもチャレンジをすることであるのに対し、応募者の短所が中々新しいことに挑戦することができないという短所であれば、会社と合っていないということがわかります。

自分を理解できているか確認するため

短所を聞くことによって自分のことを客観的に理解することができているか確認することができます。面接では、自分の性格をしっかり伝える能力が必要不可欠です。そのため、長所を話すことができたとしても、短所をうまく話すことができなければ自分を理解できていないと判断されてしまうでしょう。

短所を克服しようとしているか見るため

短所を克服しようとしていることは、とても大切です。短所であるからといって放置するのではなく、それを仕事中にあまり出さないように努力する姿勢がとても重要です。

面接での短所の話し方

面接で短所を話す際は、「短所→短所が出た具体的な場面→短所を克服するために努力していること」の順番に話すと、非常にわかりやすく短所としっかり向き合うことができていると感じることができるでしょう。

面接で短所を聞かれた時の上手なアピール方法

面接での短所のアピール方法は、短所を克服しようとしていることを示すことです。話の構成としては、「結論→エピソード→克服するために行っている努力→今後どのように生かしていくか」です。このような順序で話すことによって、短所といかに向き合っているかアピールすることができます。

人見知りとは

ブライダル業界で、人見知りという短所は話しても良いのでしょうか？短所によってはマイナスになることが多いです。人見知りという短所は、許容範囲かもしれませんが、人とコミュニケーションをとることが苦手と話をすると、なぜこの業界を受けているのかと面接官は疑問に感じると思います。ブライダル業界の仕事の多くは、お客様と接することです。お客様は初対面の方になるので、コミュニケーションをとることが苦手であると仕事への負担が大きくなります。そのため、短所は人見知りという言い方をしましょう。

人見知りという短所をアピールする話し方、具体的例文

「私の短所は、人見知りなことです。私はレストランのサービスの仕事をしていましたが、初対面の方とうまく話をすることができず、お客様を十分に喜ばせることができずにおりました。しかし、お客様に喜んでいただきたいという思いから、人見知りを改善すべく、仕事以外の日に多くの新しい方と接することができるように新しいコミュニティにたくさん参加をして改善することができるようにしておりました。そのように新しい方と数多く接するようにしたところ、人見知りが今ではだいぶ改善され、お客様とたくさんコミュニケーションをとることができるようになりました。」

慎重すぎるという短所をアピールする話し方、具体的例文

「私の短所は、慎重すぎることです。前職はレストランのサービスをしていたのですが、サービスの際、お料理がずれてしまわないようにとても慎重に運んでいたところ、お客様から時間がかかりすぎていると怒られてしまったことがありました。そのため、仕事の時間外にお皿を平行に持つことができるようなトレーニングを何度も繰り返し練習をしたところ、どんな料理でもスムーズに運ぶことができるようになりました。そのため、慎重すぎる性格ではありますが、効率性も重視してこれから働いていきたいと思っております。」

まとめ

短所を話すことは、自分の問題解決能力をアピールするチャンスになります。短所があるからこそ、それを改善するために努力しているという姿勢を見せることによって面接官から好印象となるでしょう。
短所は、話し方によってだいぶ変わります。面接で短所を聞く理由は、短所ときちんと向き合うことができているか知りたいということが多くの理由です。そのため、人見知りや慎重すぎるという短所も向き合っていることが面接官に伝われば好印象に変わります。短所を話す時はその克服方法までを含み答えるようにしましょう。