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履歴書・職務経歴書の書き方【ブライダル業界転職マニュアル】

公開日 2020/03/08
履歴書・職務経歴書の書き方

ブライダル業界では、人事が採用したいと思う人い共通点があります。採用担当者は、求職者がお客様と対自した際に企業が求める即戦力として貢献できそうか、育成したときに成長の素養があるのかを見極めています。日々多くの履歴書・職務経歴書をみる中で、他者に埋もれず採用担当者の目を引いて印象に残る文章にするには、「ブライダルへの熱意」「チームワークを大切にする価値観」「目標達成意識」のポイントを抑えることが重要です。

ブライダル業界の業務内容

プランナーの仕事は、結婚式を検討中のお客様に向け、会場の魅力やメリットの紹介や成約手続きを行います。そしてご意向に沿って、料理・ドレス・花・メイク・招待状・引出物・演出等、オリジナルの提案をして結婚式当日のディレクションをします。プランニングだけではなく、数ヶ月間共にしてきたお客様の式に立会い、喜びの瞬間を新郎新婦とともに味わえるため、やりがいを直接感じることができます。お客様の来館~成約までが『新規』プランナーの担当となり、成約~施行当日までが『打合せ』プランナーの担当となります。希望や適性を考慮してどちらかをメインで担当する分業制を採用しているところが多いですが、企業によっては来館~施行当日まで一貫して担当する場合もあります。

どんな人材が求められているか

人を幸せにする仕事がしたい人【ブライダルへの熱意】

結婚式はお客様にとって人生の分岐点となるイベントです。期待を超えた感動を提供する上で、人の幸せを自身の喜びとして感じられ、サポートすることにやりがいを見出して遂行できるのは大事な要素です。

チームワークを大切にしながら頑張りたい人【チームワークを大切にする価値観】

結婚式を行う上で、プランニングの段階からプランナーだけでなく各セクションのスタッフとの連携が求められます。ドレススタイリスト、フラワーコーディネーター、ヘアメイクスタッフ、シェフ、司会、音響、サービススタッフ等、「結婚式を絶対に成功させる」という一つの同じゴールに向かい、リーダーシップを図り密なコミュニケーションを取れる人は適しています。

自己成長・実現に貪欲な人【目標達成意識】

どんなにWEBサイトで感動的に顧客満足を謳っている企業でも、入社すると必ずチームや個人に営業目標を課せます。顧客満足だけでなく、成約数、売上等の営業目標に対して達成するためのプロセスを考えられる人を求めています。明確な目標を掲げ、自分の弱点に対して言い訳せずに向き合える人。目標達成することに喜びを感じ、成長意欲の高い方はどのブライダル企業でも求められます。

履歴書・職務経歴書を書く時のポイント

採用担当者が見ているポイントは多くありますが、「丁寧さ」は大切です。他企業で使い回した内容でなく、志望動機の内容がその企業にとってPRする内容になっているかどうか。その企業を研究して丁寧に情熱をもって書くことが大事です。
※手書きの場合

字が綺麗かどうかでなく、丁寧に書いているかどうかをみています。今はPCで作成する人が多いですが、年功序列を大切にする老舗ブライダル企業採用担当者は、未だに手書きの方が良いと考えているところも多いようです。

自己PR

自分を採用するとどのようなメリットがあるのか。どのような貢献ができるのか。その会社にとって説明するつもりで書くと、採用担当者からみて魅力的な人材としてPRできます。

職歴

職歴とは、職務の経歴を各項目になります。前職の会社で自分が就いていた職種やポジションなどどのような仕事をしてきたかを分かりやすく伝えましょう。ウェディングプランナーであれば、コミュニケーションスキル、接客のヒアリングスキル、業務管理スキルを即戦力として求められるため、前職の経験からイメージできるようアピールして書くと良いでしょう。

打合せでは、お客様の要望を深く捉えていくため、接客経験があればどのようなことに拘ってヒアリングしていたのか等を記載すると良いです。また、結婚式の準備は一般的に約半年前から始まるため、その間にお客様との打合せや電話・メールでコミュニケーションを重ね、パートナー企業にも手配・発注依頼をします。複数のお客様を担当するのでスケジュール管理や臨機応変さが求められるため、業務効率を上げるためにやっていたことを書くと良いかと思います。
※営業経験がある場合

個人目標の接客数・成約率・売上等を明確に記載し、どのようなことを工夫して取り組んだのか、チームで目標を追っていた場合、メンバーにどのように働きかけていたのか等、達成に対してどのようなプロセスで実績を出してきたかアピールすると良いでしょう。

写真

ブライダル業は特に身だしなみを重視します。第一印象でどのようなタイプの人か推測されることが多いため、「プランナーらしさ」を意識して撮影するようにしましょう。「プランナーらしさ」とは、清潔感があり、その業界合っているかどうかです。高級商材を扱う業界のため、きちんとした身だしなみで、スーツやシャツは必ずしっかり皺を取った方が良いと思います。男性の場合は髪が耳にかからないようにし、軽い程度でいいので整髪料で髪を整え、女性の場合は髪をまとめ、カラーは6~8番程度の明るさが落ち着いて好印象になります。プランナーの多くはスーツの下にインナーを着用するので、イメージしやすいよう白インナーを着るのが良いと思います。アクセサリーもパールやシルバー等の小ぶりなものを付けると良いと思います。メイクについてアイメイクはブラウン系、リップはヌーディー系で落ち着きのある色味の方が印象は良いと思います。意外と姿勢が悪い人も多いので、顔色が明るく写るように、口角も少し上げるように意識した方がベターです。

志望動機の書き方

志望動機とは、なぜその企業を志望しているのか、転職することになったきっかけ等を伝える理由となります。ウェディングプランナーであれば、ブライダル業を目指すに至ったエピソードや経験、その時に自分が得たことを伝えられるとより良いです。自分の長所等を入社後にどう活かせるのかを書けると完成度も高くなります。

なぜウェディングに携わりたいのか

「人を喜ばせるのが好きだから」「人を笑顔が好きだから」「サプライズが好きだから」・・よく見受けられる理由です。この理由だけだと非常に浅く、どの接客業にもいえることなので見送られます。大切なのはそこから深堀をして「なぜブライダル業でないといけないのか」をどれだけ明確に伝えるかということです。

なぜその会社なのか

注意するポイントとしては「この企業じゃないと自分は駄目」という思いをどれだけ伝えられるかどうかです。その企業のビジョンに共感できているのかどうか、提供している事業内容やサービス・結婚式について研究して理解していることが大切です。企業の独自性を知った上で自分の価値観を繋げて伝えることが重要です。

志望動機の例文

貴社の「ワンストップサービス」というサービス戦略のもと顧客満足度NO1を目指します私は、人の人生の幸せをサポートする上でチームワークを大切にする組織の一員として貢献したいと思っております。結婚式はお客様にとって人生の分岐点であり、当日までかたちにならない無形の高額商材です。前職の接客経験を活かしながら、もっと営業スキルを高め、お客様と深く関わりながら自分の介在価値を感じられる仕事に就きたいと思っていました。貴社はブライダル業界の中でも、顧客満足度と売上最大化を図るために「ワンストップサービス」という内製化を行っておられます。今後多様化するブライダル業界のお客様のニーズに対し、貴社でチームワークを活かして、期待を超えるサービスを追及できると感じたため志望致しました。

志望動機を書く時の注意点

一番伝えたいことを冒頭に書き、自分の熱意やアピールポイントを示すと読みやすいです。

企業研究した時にその企業の理念や事業内容で共感したことを具体的に書き、なぜ良いと思ったのか理由と書くと、未経験者であっても熱意があると判断され好評価を狙うことができます。さらに、その企業の一員となってどのように成長したいのか、どのように貢献したいのかを追記するとより意欲的にみえるでしょう。

履歴書・職務経歴書の書き方のまとめ

採用担当者も人間です。

多くの書類選考をする中でいかに「会ってみたい!」と思わせるかが大事です。そのためには、どれだけ「ブライダルへの熱意」があるのか。組織風土に合った人材でどれだけ「チームワークを大切にする価値観」があるのか。業績を担うための「目標達成意識」があり、貢献できそうなのか。

この要素を見極めています。企業研究した上で、その企業採用担当者の目線になって履歴書・職務履歴書を書いてみてください。

Wedding Me Career

Wedding Me Career編集部
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