1. 転職で必ず叶えたいこと、妥協してもよいことをまとめる

今の会社を転職したいと考えるには理由があると思います。「年収をあげたい」「ライフワークバランスを良くしたい」「新しいことにチャレンジしたい」など人によって違います。現状を全て改善する会社に転職することは不可能に近いでしょう。今の会社と比べて、希望通りにならないポイントも超えられる、達成したい理由を明確にすることが転職のゴールを決めることです。仕事の上で何が自分にとって大切なことなのかじっくり考えてみると、今いる会社でも叶えられる可能性があるかもしれません。転職したとしても、働き始めてみないとわからないことはたくさんあります。焦って転職活動をはじめるのではなく、じっくり考え、転職すべきか見極めましょう。今の会社では実現できないことだとはっきりとした理由があれば転職に踏み切ることに不安がなくなるのではないでしょうか。

2. 自己分析とスキルや能力の整理

中途採用となる転職は、多くの企業が即戦力を求めています。ビジネスマナーは必須、どの人がどんな仕事ができるのか、どんな能力があるのかを判断し、求めている人材と合っているかどうか判断して採用を決めます。企業に必要な人材かどうかを判断してもらうために、自分がどんな性格や仕事に対する熱意を持っているか、どんな能力があるかを伝えなければいけません。それを伝えるのが履歴書・職務経歴書、面接になります。まず履歴書を書き、職務経歴書で自分がどんな能力があるのかをまとめます。アピールできることが自分で理解してきたら、面接の準備として、想定される質問とそれに対する自分の答えを書き出しておきましょう。ここまでやると、転職活動で伝えるべきことが大分見えてくるはずです。

3. 転職活動のスケジュールを決める

転職活動は、長くなればなるほど疲弊し、内定をもらえた会社に転職できればいいと考え失敗してしまう要因にもなります。そうならないためにも、いつまでに内定を獲得するかスケジュールを引き、転職計画をたてましょう。一般的に転職活動の平均期間は、3～4ヵ月と言われています。面接は企業が稼働している平日におこなわれるので、自分が働いている場合、稼働日と同じ時に面接が組まれることとなり、会社も休む必要があります。有給がある場合は、それに充てつつ、今勤めているところに影響が出ないよう調整しましょう。また、退職手続きは法律では2週間前の申請で可能ですが、最低でも1ヵ月は引継ぎ期間として考えておくのがマナーです。

ブライダル業界に転職する場合の始め方

異業種（平日勤務の一般職）からブライダル業界に転職したいと考える場合、生活スタイルが大きく変更する可能性があります。ウェディングプランナーやブライダル関連の職種は土日祝日営業は必須です。シフト制のことが多く、休みも取ることは可能ですが、基本土日祝日は稼働日となります。家族との予定が土日などに集中する場合、事前に相談し、転職後にトラブルがないよう話し合っておきましょう。また、接客業が未経験の場合、企業にとっては採用しずらい要員となります。アルバイト経験などがあればその時のエピソードをアピールし、接客に向いていることを伝えましょう。
ブライダル業界の違う会社に転職する場合は、企業研究をおすすめします。プランナーの経験があれば即戦力になるので強みになります。逆に、今の会社でもできるのでは？と思われることもあるので、転職希望企業のどんな点に魅力を感じているかを伝えられるようにしましょう。

まとめ

転職活動を成功させるためには、事前準備がもっとも重要です。転職のゴールを考え、転職スケジュールを作成。自己分析をしてから、書類を作成し、面接の準備をします。転職活動をスムーズに進めたければ、事前準備の期間を長くとり、自己PRとなぜ転職したいかを明確にしておくことをお勧めします。準備は在職中におこなうことが可能です。焦って退職届を出すのではなく、まず転職の準備をはじめてみてはいかがでしょうか？